「テクノロジーの進化」と「SNSの普及」
最近、Clubhouseが話題になってますが、今までも色んなSNSはありました。気になったので、過去のSNSサービスをざっくりと振り返ってみたいと思います。振り返ってみたらとある共通点が浮かびました。
1997年 SNS起源
SNSの起源は諸説あるそうですが、1つは「Sixdegrees.com」と言われているそうです。「Sixdegrees.com」とは、六次の隔たりという言葉が示すように知り合いの知り合いを6回辿っていけば世界中全ての人間と繋がれるというコンセプトで生まれたサービスだそうです。
①自分のアカウントのプロフィール設定
②他人のアカウントのリスト化
③そのリストの閲覧機能
というSNSの三大原則を初めて持ち合わせたサービスだったそうです。
先進的なサービスだったんですが、結局うまくいかずに2001年にクローズしてしまいました。理由は、まだビジネスモデルが確立されていなかったこと、運用に多額のコストがかかること、写真アップ機能などなくアクティブ率が低いこと、です。やっぱり、どんな優れたサービスでもあたらしすぎると人はついてこないんですね。
2004年 インターネットの普及
2004年ごろから人々がインターネットで繋がり始めます。実際、mixi、Twitter、FacebookなどのSNSサービスが普及し始めたのはこの頃です。
例えば、mixiは日本で一大ブームを巻き起こしたSNSサービスです。特徴は、日常の出来事を記録できる「日記」、趣味を通じて仲間を見つけられる「コミュニティ」、自分のページを訪問した人が分かる「足あと」といった機能があることでした。これが若者を中心に大ヒット。一躍大人気サービスとなりました。
しかし、そんな時代も長くは続きませんでした。
2006年 スマホの普及とグローバル化
日本でヒットしたmixiでしたが、FacebookやTwitterによって急速に力を失ってしまいます。理由の一つに「スマホの普及」が挙げられます。
世界中でスマートフォンが普及するにつれて、人々はスマホにより多くの時間を使うようになりました。そうなると当然スマホで使いやすいサービスを使うようになり、より使いやすいFacebookやTwitterを使うようになります
2010年 スマホの解像度の高まり
Instagramは、開発者がSNSアプリの中で一番よく使われていた写真共有機能に着目して生まれました。その背景には、「どう使って欲しいのかではなく、どう使われているのか」を大切にするという開発哲学があったそうです。
こうして誕生したInstagramですが、解像度やカメラ性能が大幅に向上したiPhone4やiPhone4sの発売時期と重なったことで爆発的にユーザー数を伸ばしました。2015年にはMAUが4億人を突破、SNSの代名詞とまで言われるようになりました。
2014年 4Gの普及
4Gが普及したことで皆スマホで動画を観るようになりました。YouTuberという言葉を耳にするようになったのもちょうどこの頃です。2016年にはTikTokがリリース、15秒から1分程度で情報を伝えられる手軽さがウケて、若者を中心に大ヒットしました。
2021年〜 ワイヤレスイヤホンの普及
次世代SNSの筆頭と言われている「Clubhouse」が話題になっている背景にワイヤレスイヤホンの普及があります。いつでもどこでもワイヤレスイヤホンをつけて行動するのが日常になった結果、音声メディアの特に「Clubhouse」が話題になっています。
まとめ
こうやって振り返ってみるとある共通点が浮かび上がります。
それは、テクノロジーが進化すると、それに合わせて使われるサービスが変化するということです。実際これまでの例を振り返ってみると・・・
インターネットが普及した結果、mixiが広まる
スマホが普及した結果、FacebookやTwitterが広まる
スマホの解像度が高まった結果、Instagramが広まる
4Gが普及した結果、YouTubeやTikTokが広まる
ワイヤレスイヤホンが普及した結果、音声メディアが広まる
全てのサービスが普及した背景には「テクノロジーの進化」が挙げられます。そう考えると、未来に広まるサービスを予想したいなら、「テクノロジーの進化」に注目するのは良いかもしれません。
例えば、気になるサービスを見つけたら、「5Gが普及する未来にはどうなってるんだろう?」なんて考えたらちょっと思考の解像度が上がるかもしれません。
今日はちょっと真面目に書いてしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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