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青展参加作家さんの紹介 ④ イラストレーター長谷川海さんのこと

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『青』をテーマにしたエキシビジョンということで、どうしても参加してほしかったのが、イラストレーターの長谷川海さん。海さんの描く海はもちろん水面、観葉植物がとにかく好きな加藤の独断でリクエストさせていただきました。長谷川さんの絵は、なんだか海外の小説(特にサガン)を読んでる時のような夏の暑さと静けさと、異国の描写の中にかすかな寂しさを感じるあの感じに似てるんですよね。耳を塞いだ時に、または水の中にもぐった時に外の音は消え、心臓の鼓動が聞こえてくる、あの静けさ。誰もが一度はナルシシスティックに感じる『このまま死んでしまえば』という感覚というか、それは言い過ぎか、このままずっと眠ってしまっていたいというような倦怠感。

本人が意図してるのか自然と出てしまってるのか僕が深読みしてるだけか、心地よい AOR のような BGM みたいな絵が、夏の終わりにとてもよく 似合う。

マガジンハウス &Premium が注目するイラストレーターとしても話題に。
https://andpremium.jp/selector/umi-hasegawa/

毎日アップされる絵に悶絶したものでした。これからもこの先ももっとたくさんの作品が見たい、もっとその絵の物語が知りたいと思える作家のひとりです。

元々、楽園が描きたいと言う漠然としたイメージがあり日常的にみる好きな風景や物、人に自分の楽園の想像を組み合わせた空想の世界です。

今回展示されている女性の絵の、背景も知りたいと思った。

ホックニーが好きな人とか、きっと気にいると思います。会場にこれないよという人は必ず Instagram チェックしてください。

PARK GALLERY 加藤 淳也

長谷川海
女子美術大学卒業。日常や旅行で感じたことを想像したり、写真を見たりして絵を描きます。
https://www.instagram.com/umihasegawa/


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