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海外MBAのクラスは実際どれくらいDiverseなのか?:クラスプロファイルから見るCambridgeとNUS MBA

2人のMBA生活が始まって早くも半年が経ちました。今回は久しぶりの記事になりますが、クラスプロファイルを振り返ることで、両校の特徴を見ていければと思います。それではご覧ください!


1. NUS MBAのクラスプロファイル

Hiro だいぶ久しぶりになってしまいましたが、お互いに最初のタームが終了したということで、MBA生活を振り返っていければと思います。まずクラスプロファイルみたいなところから聞ければと思うのですが、NUSのクラス構成ってどんな感じですか?
TAD まずNUSの場合フルタイムとパートタイムという大きな区分けがあって、私はフルタイムに参加していますが、だいたいフルタイム120人、パートタイム100人という人数構成になっています。フルタイムについてこの後基本お話しますが、マジョリティーはインドで20%になっていて、2番目に多いのは中国ですね。こちらも20%ぐらいはいる感覚です。その後は差が開いて、シンガポール、日本みたいな感じだと思います。日本は10%くらいですね。
Hiro タイとかインドネシアはそんなにいないんですか?
TAD 日本人ほどはいないです。タイは2人でインドネシアは4-5人くらいだったんであんまり多くないですね。
Hiro ヨーロッパやアメリカから来ている人とかはどうですか?
TAD いますが、だいぶ少数派ですね。ヨーロッパはイスラエルとイタリアから一人ずつですね。
Hiro 以上ですか?
TAD そうですね(笑)。全然いないです。アメリカ大陸からはカナダ2人のアメリカ1人であとチリから1人って感じですね。
Hiro じゃあもうそのチリ人が南アメリカ代表って感じですね(笑)。
TAD そうです、代表ですね(笑)。ちなみにチリ人ってシンガポールに70人くらいしかいないみたいですね(笑)
Hiro すごい希少性価値が高いですね。ちなみに男女比はどんな感じなんですか?
TAD 男女比は男対女が6:4ですね。ちなみにパートタイムに関してはほぼシンガポーリアンかemploymentパスを持っている中国人、インド人の方ばかりです。シンガポールに長く住んでる人が通われているイメージです。
Hiro このパートタイムの人たちと関わりは日頃あるんですか?
TAD はい、ありますけど結構薄いですね。クラブ活動で接点があるくらいです。
Hiro ちなみに生徒のバックグラウンドとしては、どういう業界から来られている方々が多いイメージですか?
TAD ファイナンスセクターが多くて、1/4 はファイナンスの方です。あとはコンサル、製造業で大部分を占めています。意外とエネルギーバックグラウンドの方も多いですね。私もそうですし、シェルとかに勤めていたって方もいますし、エネルギーは東南アジアの土地柄多いような気がします。
Hiro NUSはファイナンスに強い学校でしたか?
TAD シンガポールという国が東南アジアの経済の中心としてファイナンスが盛んなので、そういう意味で集まってくるのかなと思います。
Hiro ちなみに卒業後の就職先も同じくらいの配分ですか?
TAD いえ、キャリアチェンジしたい人が多いと思います。戦略コンサルに行きたいとか、テック系企業に移りたいみたいな人もけっこういますね。
Hiro ちなみに合計で何クラスですか?
TAD 4クラスですね。フルタイムが2クラスとパートタイム2クラスです。
Hiro クラスメートとの主な関わりとしてはスタディグループが存在するのでしょうか?
TAD そうですね。グループ課題が各授業で割り当てられるので、この授業では君たち5人で頑張って取り組んでねみたいな感じになります。
Hiro そのグループ課題っていうのは成績に関連するんですか?成績の一部になってるとか。
TAD そうなっていますね。
Hiro 最終成績の何パーセントくらいを占めるんですか?うちもスタディグループはありましたが、最終成績は基本個人の試験成績やエッセー課題提出で100%占める感じでした。(今回のタームは)
TAD 20-25%くらいですね。

2. Cambridge Judgeのクラスプロファイル

Hiro なるほどです。では次にCambridge Judgeのクラス構成を紹介しますね。
TAD お願いします。
Hiro 今年は全体で226人いますね。
TAD あ、じゃあ一緒くらいなんですね。
Hiro そうですね、NUSのフルタイム+パートタイムと同じくらいです。国籍は1番多いのはインドの40人(ぴったり)ですね。次が中国で35くらいなんですが、その次はアメリカかなぁ。33人って聞いた気がします。
TAD アメリカですか?マジっすか?
Hiro マジです。アメリカに住んでいたぜって人も合わせると50は超えてきますね。
TAD なんでアメリカのMBAじゃなくて、ケンブリッジのイギリスのMBAに来るんですか?そういう人たちがモチベーションが結構気になります(笑)。
Hiro アメリカが嫌だって言っている人には何人か出会いました(笑)。
TAD ちょっと出たくなっちゃったんですかね?
Hiro そうかもですね(笑)。次はインドネシアが16人でタイが15人かな。そのあとは日本とシンガポールが同じでそれぞれ10人ずついます。
TAD おぉ、なんか東南アジアの人数が多い印象です。その数の多さからすると世界思考のある層がシンガポールを飛び越えて、イギリスやアメリカとかに行ってるのかなって思いました。
Hiro 逆にイギリスからは2人とかです(笑)。ヨーロッパ人全然いない気がしています。フランスから1人、ドイツからも2人?とかですね。
TAD イギリス人はどこに居るんですかね(笑)。ちなみに男女比はどうですか?
Hiro 確か女性が46%いた気がします。
TAD 多いですね。もうほぼ半分ですね。
Hiro だからスタディグループを構成する時に5人1組なんですけれど、確実に2人は女性でTAD クラスメートのバックグラウンドはいかがですか?
Hiro ファイナンスとコンサルがそれぞれ約20%ずつくらいな気がします。スタディグループを構成するときに、各グループ1人はコンサル、1人はファイナンス系のバックグラウンドって感じだと思います。
TAD その属性がいるとグループワークも回りやすそうでいいですね。
Hiro そうですね、たぶん学校側も多分考えてくれてそうなっているのかなと思っています。
TAD ちなみに、コンサルとファイナンスの方々はトップティアから来られているんですか?
Hiro コンサルに関してはBig4とか、小中規模のコンサルから来ている方が多いイメージです。
TAD MBBが多いというわけでは無いんですか?
Hiro MおよびEx-Mが。2-3人ですね。BCGも3人くらいでBain1人ですね。
TAD あ、でもそこそこいますね。
Hiro そうかもしれないです。ファイナンスは分からないですね。あ、でもバンクオブアメリカから来ている人とかいますね。テックもGoogle, Amazon, Microsoftはいますね。というかExも含めると私がそれに当てはまりますね(笑)。
TAD 卒業後はいかがでしょう?
Hiro 卒業後はコンサルやってた人がテックに行きたいとか、製造業行きたいとか、逆にコンサル行きたいファイナンス行きたいっていうのもあるので、結局入学前と同じくらいの比率に落ち着く気がしています。
TAD クラスは全体で何クラスでしたか?
Hiro 4クラスですね、それぞれ55人ずつくらいです。が、国籍はばらつきがあるんですよ。例えばインドネシア人が全体で16人いるけれど、綺麗に4・4・4・4に分かれるかというと、そうじゃなくて、次のタームは僕のクラスに7人くらいインドネシア人いてますね(笑)。日本人は次のクラス内にはぼく1人ですね。何を重視して振り分けているのかは、ちょっとよく分かんないです。

今回はクラスプロファイルから両校の特徴を見ていきました。特徴があって面白かったです。
次回は1学期を振り返ってみた上でのクラスワークなどについて記事にしていきたいと思います!


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