パブコメしてみてね📝

長らくご無沙汰で、すみません😭

昨年の男女共同参画フォーラムも無事に終わり
(ご参加いただいたみなさんありがとうございました!)
「2022年はどんな活動する~??」なんて話をしている時に
東京都からこんな発表があったのでした。

「東京都パートナーシップ宣誓制度」素案の公表及び意見募集について(2022年02月14日)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/02/14/07.html


都のパートナーシップ制度について、いわゆるパブコメの募集です。
(うん、みなさんもうご存知だと思うんですけどね💦)

パブコメは実は実施時点で既定路線的なところがあって、
意見をしてみたところであまり大きな変更はないかもしれませんが、
細かい文言は変わることがあります。
(実際、江東区の男女共同参画計画に一部私たちの要望が通りました🎊)

それにやっぱり、市民が直接意見することのできる制度ですから、
貴重な機会であることに間違いありません✨

せっかくの機会なので、団体でも素案について話し合い、
できたら私たちなりのパブコメの雛型を作ろう✨✨✨
ということになったのですが、
この素案について私たちの間でも、色んな意見がありました

「意外と良いじゃん」
というポジティブな意見も(←まぁ元の期待値が低かったです)
「ここはどうかな~、こうだったらもっとよいのに!」
という意見もあって、本当に色々です。
というか、一人の中ですら、色んな思いがあると思います
(この記事の執筆者もそうでした!)

そういうこともあって、このパブコメ募集に関して、私たちとしては、
団体としての統一見解を示す というより
色んな意見があっていいんだよ、ていうか、
もっとみんなで議論しましょ👍👍👍
というメッセージを出せたら良いなと思いました。

そういうわけで、以下の私たちのパブコメ案は、
それぞれ矛盾しかねないものもあえて含めています。
もしみなさんの中で、
「この意見は良いな」と思う方がいたら、
ぜひご自身のパブコメを投稿する際に、使ってみてください!
また、
「素案だけ読んでたら気づかなかったけど、クロスオーバーこうとうのコメントを見たら意見したくなってきた!」
と思ったら、その場合もぜひパブコメしてください。
私たちが気づかなかった点についても議論が広がっていくことを心から願っています。

前置きが長くなりましたが、以下、パブコメ案です。
修正希望箇所、意見、理由を順に示しています。
=====
「2ー③ 対象」について(1)
意見:
「双方又はいずれか一方が性的マイノリティ」という文言を削除してください。
理由:
いわゆる性的マイノリティであると自認しない人で、婚姻制度に入らない/入れない人々の中にも、パートナーシップ制度を求める人はいます。彼女ら彼らの生活及び人権も保障することで、より意義のある制度になるはずです。

「2ー③ 対象」について(2)
意見:
パートナーの「数」についての規定をなくしてください。
理由:
「互いを人生のパートナーとして、相互の人権を尊重し、継続的に協力し合うこと」は二人の個人間だけでなく、複数人の間でも十分可能です。にもかかわらず、複数人の親密な関係は、二者間の関係に比べて、差別的な取り扱いを受けています。ポリアモリーの関係や、深い友情や信頼に基づく連帯関係についても承認することが、「当事者が暮らしやすい環境づくり」や「多様な性に関する都民の理解推進」のためには必要だと思われます。

「3ー③ 対象者の要件」について
意見:
都内在住、在勤、在学する見込みの者、また、東京都に隣接する自治体の者も、制度適用の対象者に含めてください。
理由:
対象者が都内に生活基盤を移すにあたり、たとえば住まい探しなどで困難を覚える場合があります。また、東京都近辺に住む方々の中には、たとえば通院などのために都内を頻繁に訪れる人もいますが、通院先でパートナー関係を証明しなければならない場面もあるでしょう。都内で公的・私的サービスを受ける(予定の)人にも、制度が開かれているべきですので、対象者要件の拡張を求めます。

「5.受理証明書の活用」もしくは「2ー④ 概要」について
意見:
適切な場面での証明書の提示があったにもかかわらず必要なサービスを提供しない事業者がいた場合、その悪質性に応じて事業者名を公表する、といった規定を設けてください。また、不利益を被った場合の相談対応を都が引き受けてください。
理由:
必ずしも罰則を求めているわけではありませんが、現在の素案では法的拘束力が薄弱だと思われますし、せっかく証明書を提示してもはねつけられる可能性があるのだとしたら、制度を積極的に利用できなくなってしまいます。証明書の提示に際して被りうる不利益に対する保障が必要だと思いますので、上述の規定及び対応を求めます。

「4. 手続きの流れ(全般)」について
意見:
オンラインだけでなく、オフライン(対面)での手続きも可能にしてください。
理由:
オンラインでの手続きが可能であることは、喜ばしいことです。しかしながら、オンライン手続きに不慣れな人や、何らかの理由でそれを望まない、利用できない人がいるのも確かなことです。制度設計自体が対象者の幅を狭めることがないようにすべきですので、対面での手続きについても定めるよう求めます。
=====

パブコメの締め切りは【3月31日】で、
Webフォームは、【午後6時00分】まで
郵送は、【当日消印有効】
とのことです。
(締切間近のnote更新ですみません💦)

ぜひパブコメしてみてください🙏🙏🙏


(補足情報:
上に引用した東京都のページの下部には、「参考資料」として
有識者等ヒアリング結果」が載っています。
有識者の中にはこれまで第一線で活動されてきた方もいるせいか、
参考になる意見も多いです。
なので、このヒアリング結果の中にある意見を参考にして
自分の意見を出してみるのもおススメ
です!)

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