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今読んでいるものと、読書の目標2024

 本、読めてるようで読めてないです〜!一月後半に入ってまだ二冊目。ちょっと焦ってます。が、いいもの読めてます!


 2024年の記念すべき一冊目は千葉雅也さんの「現代思想入門」にしました。

 昨年末に2023年100冊目の「未来のつくり方」と一緒に買いました。一年前の今頃だったら絶対に手に取れなかった2冊です。
 去年の1月に100冊読むと決めたことで一年かけて読書に対する自信を取り戻せたような気がしています。読んだ100冊の中にはイラストエッセイも実用書も含まれてはいますが、数をこなしたことで「自分は大体なんでも読める、大丈夫」と思えるようになったのです。
 そうでなかったら、「現代思想入門」なんてタイトルの本を手には取れなかったと思います。


 年末年始、帰省の新幹線で読む用に「現代思想入門」を持参しました。でも、本当に新幹線で読めるのか、自信はなかったです。読みたいしきっと読めるとは思うけど、新年から骨のあるものを読めるだろうか?と。

 結局「現代思想入門」は新幹線の中で開くことなく実家に帰りました。
 その実家で弟と話しているときに何かの流れで「ニーチェだね」と言われたんですよ。全くの理系なのに大学時代?にニーチェに傾倒していたうちの弟。わたしも大学時代は倫理選択でニーチェのことはほんのりと好きでした。そのうち読めたらいいなと思ってましたが、『そのうち』は一生来ないかもな、とも思ってました。
 弟にニーチェと言われたとき、持ってきていた「現代思想入門」のことが頭をよぎりました。何か運命めいているような気さえもする。

 弟に背中を押されたような形で、帰りの新幹線で意を決して表紙を開きました。
 ものすごく身構えて読み始めましたが、とってもとっても面白い!ニーチェも出てきました。後半は難しいところもあったけれど、8日の宇都宮行きの電車で無事に読み終えました。やったね!

 そして、その後うさぎやTSUTAYAさんでニーチェの「ツァラトゥストラ」上下巻を購入し、入場待機列で読み始めました。やったね!憧れのニーチェを読んでるよおおお!!


 千葉雅也さんのことは存じ上げておりましたが、やっぱり現代哲学ってハードルが高い気がしてたんですよね。もちろん「思想入門」なんて銘打っているのだから、頭を使う読書ではあります。でも、哲学の入門書でありながら実用書、自己啓発本のようでもありました。これからも折にふれて読み返したい一冊です。そんな一冊と新年最初に出逢えて本当によかった!
 あまりに面白かったので弟にも読んでもらうべくAmazonで送っちゃいました。わたしと同じくらい楽しんでくれるといいなあ。

 今読んでいるニーチェは難しくてこれまでのようには読み進められないけど(おかげでまだ今年二冊目!)、ちょっとずつ掴めてきたような気がします。読書はいきなり全てを理解できなくて当然だということを千葉さんも「現代思想入門」の中でも書かれていたし、自分なりに読み続けていこうと思います。


 いやあ、人生ってうまいことできてますよね。
 弟もまさかわたしが「現代思想入門」を持参してるなんて思わずに「ニーチェ」って言ったんだろうし。でも、わたしは確実に弟の言葉に背中を押してもらったし、実際に「現代思想入門」を読了できた。

 ニーチェのあとはしばらく千葉さんの著作を読めたらいいなと、うさぎやさんで公輔さん&誠司くんしおりと共に何冊かゲットしてあります。こっちも楽しみ。
 ていうか千葉さんって宇都宮高校(通称:宇高)出身なの!?ひゃああああ!!気付いたときにめっちゃ鳥肌立ちました!千葉さんの出身地で著作を買ってしまった、運命〜〜〜!!


 今のわたしには読みたい本がたくさんあります。社会人になってしばらくして、読書から遠ざかっていた頃のわたしは何を読めばいいか読みたいかがわからずに本屋さんで立ち尽くしていたのに。読書が自分の人生に戻ってきた感じがあります。それがとてもとてもうれしい。

 今年も100冊くらい読めたらとは思っていますが、今年は再読も積極的にしていくつもりです。去年好きだった本も読み返したいし、「現代思想入門」みたいな骨のある本も読み返してもっと自分のものにしたい。

 今年は漫画も読みたいです。
 漫画ってあまりにもありすぎて自分に合うものを見つけるのはあまりにも大変なような気がしてしまうんですが、でも広い世界にはきっとわたしの好みぴったりのものがあるはずなので。
 ふつうにSLAM DUNKを読み返すのもいいよなあ。あとはBANANA FISHとかも何気に読んだことがないので、名作から攻めるのもアリかもしれない。


 今年は去年よりももっと本と仲良く過ごしたいと思います!
 いい出会いがたくさんありますように!
 楽しく読むぞ〜〜〜!!!

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