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「自分の能力に値付けする」ことについて

2021年になりましたね。あっという間すぎた2020年。慣れることに必死で、新しい環境づくりや仕組みづくりに終始バタバタしてしまいました。新しい状況でどう付加価値をつけて行くのかがこれからの課題だなーと思っています。

先日言われた一言で、すごく気になった一言がありました。

「あなたは自分の能力に値付けが上手くなさそう…。」

これは、これから『個人の時代』と言われる中で、自分のスキルや経験を売っていかなければならないという前提のもとに発せられた言葉です。理論としては非常によく分かりますし、現にそれが成功している人はたくさんいますよね。たとえば、大企業でセールスでトップになって、そのセールススキルを他の人に教えることで独立した人とか、士業と呼ばれる資格をとって、その業界の専門知識を積んでコンサルティングしている人とか。学びをビジネスに活かす方法はこれまでもたくさんあったでしょう。むしろ、活かさないと損!くらいに思われているのでないでしょうか。

でも、これからの時代、そういったロードマップさえも要らないんじゃないか?と思ってしまったんです。自分の持っている経験やスキルは尊いものだし、それを使ってビジネスをしたい方はすればいい。それが“一般的な”“従来型”の成功への近道かもしれない。けれど、自分のスキルや経験はビジネスのためのものだけじゃない。現代社会では、生活して行くためのお金はある程度必要なので、常に何らかの方法で収入を得る必要はあると思いますが、そのお金の流れと自分のやりがいは別でもいいし、一緒でもいいし、むしろお金の流れを考えないことがブランドになるケースもありえます。(exプロ奢られヤーさんとか、なんにもしない人とか。)お金自体の価値もどんどん変化していて(むしろ価値は減っていて)、これまでの古き良き時代・大量生産の昭和の風景のように、みんながみんな同じ方向を向いてビジネスのために生きなくていいよねーって思ってしまうのです。

自分にこれと言って、特筆すべきスキルがないからそう思うのかもしれないし、上手に自分のスキルや経験を扱えていないからそう思ってしまった可能性もあるし、コロナになって、あっという間に物事の優先順位が変わることを体験したからこう思ったのかもしれません。いままで“外側”の幸せに目が向いていて、“内側”を見ていなかったっていう事実ももあります。とにかく!Give and  Take 的な、価値に対する報酬っていう既存の流れに抵抗したい気持ちが出てきています。Give and Give とか言われたりもするけど、相手が幸せで自分が幸せならTake and Takeもあってもいい気がするし、そもそもこのフレームに留まらず、関係性や物事の価値もどんどん変わって行くし、もっと自由になれそうな予感がしています。今は自分の気持ちと体が喜ぶことを追求したい、目に見えない豊かさをより体感したい、そんな気持ちです。

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