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サッカーの新しい教科書 Chapter 2

スペインで指導者をされている坪井健太の著書を読み進めているので、Chapterごとに思ったことを書いてみようかと思います。

Chapter 2のタイトルは、「サッカーを戦術的視点で見る方法」です。


前Chapterでは、サッカーにおける戦術の役割について説明してくれていました。

本Chapterでは日本代表、スペイン代表、FCバルセロナ、バイエルンミュンヘンといったチームを取り上げ、各チームの戦術について具体的に解説することで、戦術的にサッカーを見る方法を教えてくれています。

2014年発行の本であり、現在のチームとは選手も監督も変わっていることに注意。


下の写真のような感じで、1つ1つの局面を切り取って何が起きてどうなったという状況説明が書かれています。また、試合全体の流れの変化についても解説があります。

局面で何が起こり、その局面の連続で試合の流れが作られるといったところでしょうか。


局面の説明は、あまりサッカー見ない人には難しい内容になっていると思います。


難しいと感じた人は、キーワードに着目するのもありかなと思います。
スペインでは、日本よりも一つ一つの動作が明確に言葉になっているそうで、
・マークを外す→デスマルケ
・ライン間で受ける→エントレ・リネアス
・真ん中でのプレー→フエゴ・インテリオール
等が例として挙げられます。

動作を明確に分類してくれるこれらのワードは便利だと感じました。

自分でプレーするときには、自分が何をしているのか明確に整理できますし、観戦では、選手の動作にどんな意図があるのか考える出発点になります。

筋トレでは、どこを鍛えているのか意識すると効率が上がるといいます。プレーするにしても観戦するにしても、何をしているか何が起きているのか頭で整理するのに、言葉って大事だなと思いました。



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