見出し画像

いわゆる老害化

令和になって時代の良し悪しはあれど、急速な変化が求められているなと日々実感している。

一部で非常に声がでかく騒がれている「多様性」なんてものは
ぶっちゃけ私が勤務している某IT外資がその文言としては、言い出したんじゃないかな~ってぐらい社内でよく耳にする。ダイバーシティって言われてるやつですね。

すべてにおいて合わせていく風見鶏みたいなことはしなくてよいと思いますが、
例えばこんな記事が書けるようになった、パワハラをちゃんとパワハラと言える時代になったのもなかなかに衝撃ではありますね。

さて、本題ですが時代に合わせられず昔のやり方を正として変えない、変えられない場合に人は老害として生きていくことになりがちです。

私の若いころというか以前の会社や周囲では私含めて、アピールをすることはダサいことで、自虐しあうことがコミュニケーションの一つとしてありました。
これは今を生きる人たちには信じられないかもしれませんが、私世代ではよくある光景でもあったし、私もそれが普通だと思っていました。

これは昨今で特に話題になっているルッキズムに対しても顕著で、
「太ってるからダイエットしてますが、また太っちゃうんですよね」
とか
「遺伝的にもいずれハゲますわ~」
とか
「ちびだからモテたことないっすよ~」
とか本当によくある話題だったし、結構そのような入りからの雑談っての多かった印象です。
これが今ではどうでしょうか?

自虐ですから、自分自身のことを言っているわけですがそれぞれ
「太ってるからダイエットしてますが、また太っちゃうんですよね」
→もっと太っている人に失礼
「遺伝的にもいずれハゲますわ~」
→実際に禿げている人に失礼
「ちびだからモテたことないっすよ~」
→もっと身長が低い人に失礼

とかが過るどころか、もうそういう空気がガッチリできてますよね。
こないだツイートでも近しい内容が流れてきましたが、
「自虐は結局自分自身を攻撃しているため、そういう攻撃する習性のある人」と捉えられるようです。

上記例に挙げた3つは割と極端な話ではありますが、
褒められたときに、謙遜を超えて自虐が入るというのは
本当にあるんですよ。
でももうそういうのはやめないといけない。
それこそ外資かつ多国籍チームにいると、この日本人(主語でかくてすみませんが)の自虐発言って凄く悪目立ちして一つも笑いにもプラスにもならず
ただただ空気を悪くするだけなんですよね。

こないだ、髪をかなり短くして会議に参加した際に
髪に関してふと「いやぁ、家系的にハゲのサラブレッドなんでいずれハゲるだろうから短くしちゃいました」と言ってしまったのですが
スベるとかの域を超えて、時間が止まった空気になっちゃったという地獄を体感しました。

あー本当に時代は変わったし、私の感覚がいまいち変えられていなくて更にこの感覚は非常によろしくない、誰も幸せにしないアクションだったなぁと反省したものです。
これを意固地になってキャラとして通すのは違うでしょうし、それを突き進むと所謂「老害」になってしまうわけです。

今回の例は結構ルッキズムよりでしたが、これはツイート等すべてにおいて起こりえるし、実際やってしまっている部分もあります。

謙遜と自虐は明確に違います。

自身が描いている絵とかも、ここをこう上手くしたい、伸ばしたいといった投稿なら良いですが、ここが下手だし、どうせうまくならないといったツイートの場合、自虐含めて空気を汚します。

おいおい、それじゃポジティブ投稿しかできなくなるのか?と思われるかもしれません。

でも実際、YESが回答になると今は考えています。

ネットは自由だというのが幻想ですし、Webに公開している以上、誰かしらの目に触れるわけで
人の目を気にしなくていいんだなんてことは、本来無いのです。

主義主張を変えろではなく、主義主張はそれはそれとして
日々の投稿や表現を意識改革しないと、いけない。
で、これは若い人は当然のようにできていて、順応も適応もスピーディに行っているのですが、アラフォーともなるとこれまでの社会人経験でしみ込まされたネガティブ感情を上書きするのには相当努力が要ります。

今でも、普段の会話等で「あ、これは余計だったなぁ、絶対ドンビキされたよなぁ」とか後悔と反省の繰り返しです。

自虐やネガティブな発言はしないよう気を引き締めてまいります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?