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働き方改革ってむずかしい

新年度に入ったので、上司と面談があった。
一応、今年の目標などを話したが、体調や家族の状況を尋ねられたり、ほぼ雑談感覚。別にいまさら相談したいこともないもので。

ついでなので、ひとつ気になっていることがあると切り出した。
半年前に入社してきた2人の帰宅時間が遅いこと。
特に1人は要領が悪く、いつもモタモタしている印象。
ただ、毎日19時や19時半などになっても仕事が終わらないのは指導者であるリーダーのやり方も悪いと思う。しかも、営業職ということで残業代は出ない。(そもそもそれがおかしいのだが)

週に一度早帰りと決められた日も、まったく早帰りになっていない。
私がかつて勤めていた組織は、残業をさせないために20時でシステムをシャットダウンさせる取り組みをしていたくらいだ。
なので一度、半強制的に残業をさせない仕組みを作っては?と提案してみた。ただ、それには上司にかなり難色を示された。それぞれの事情があるから、対応は難しいということだった。
人数の少なかったときはそれぞれとコミュニケーションも取れるが、ひとも増えた今は一人一人に対応していたら収拾がつかなくなるので、ルール作りも必要ではないかと強調した。話は平行線をたどった。

上司は考えてみると言ったが、まったく得心がいっていなかったらしい。
翌日の朝礼で、こういう意見があったが私は強制はよくないと思う、皆の意見を聞きたいとその場で一人一人に発言を求めたのだ。

私は自分の番が来たときに自分の意見であることを明らかにし、上記のような経験から提案したことを話した。結局、上司からはちょっとバイアスのかかった話ぶりだったこともあって、あまり強制は良くないかも・・・という方向へ話は傾き、「じゃ!今まで通りってことで!」と決着した。(笑)

そのあと、リーダーから新人の二人に「早く帰りたいって言えない?そんなことないよね。ちゃんと早く帰ってよ、大丈夫やんね?」と念押し。
それで、言えませんと言える新人いる?(苦笑)

私自身は、自分の判断で帰るときは帰っているのでこの意見が通らなくてもまったく困らない。
でも、彼女達の状況は一ミリも変わらない。
残業代が支払われる状態であれば、その発生を減らすことを目的に対策をされるのだろう。営業である以上、成果を挙げるため、顧客の意向で遅い時間に面談になることが避けられないことはあると思う。
ただ、それを際限なく認めることはやはり違うと思う。

結果は予想されたことであったが、失望を禁じえない。


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