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芸術の秋

3連休最終日。
久しぶりに兵庫県立美術館へ行ってきた。

お目当ては、安藤忠雄氏のギャラリートーク。
今回は県立美術館内の安藤ギャラリーにて開催。これまではミュージアムホールだったが、1階と2階に椅子を並べ、階段にもウレタンのクッションが並べてあって、好きな席に座れるという形だった。
1階は既に一杯だったため、階段に座ったが、安藤さんから割と近いポジションだし、これはこれで良かった。
始まる前の光景はこんな感じ。(トーク中の撮影、録音は禁止のため始まる前にパチリ)

海を臨み、見晴らしのよい素敵なロケーションにて聴く、安藤忠雄節は今日も面白かった。
どうやって成功したのか?という質問には、スピード感を持ってきちんと仕事してたら向こうからオファーありますと。
佐治敬三、樋口廣太郎、ベネッセの福武氏、アルマーニにラガーフェルド、世界のトップクラスを相手にしてきたひとの言うことはかなりユニークだ。

御歳80歳、二度のがん闘病を経て五つの臓器を取ってもお元気、その代わり医者に言われたことは守り、毎朝のウォーキングに始まるルーティンは欠かさない。
2014年に二度目のがん発覚、膵臓の真ん中にがんが見つかり、摘出することになったとき、膵臓を取って生きているひとはいるが元気なひとはいませんも医師から告げられたそう。
でも、まぁ取らなしゃーないかと取ったけど、これこの通り元気ですと。
怪物みたいなひとだ。
これからも是非お元気でいていただきたい!

そして終わったあとは、開催中の特別展へ足を運んだ。
ボストン美術館所蔵の刀剣コレクションと浮世絵のうち武者絵と呼ばれるものが展示されている。
今、大河ドラマでやっている時代前後の題材のものが多く、とても興味深く見た。弁慶と牛若丸、勧進帳や熊谷陣屋など歌舞伎の演目に取り入れられているシーンもあり、見比べてみるのもとても面白かった。
かなり細かく描かれていて、登場人物の名前が名札みたいについているのでわかりやすい。
畠山重忠や梶原景時などの名前も一ノ谷の合戦のシーンにあった。他には和田義盛や巴御前。小四郎は、江間小四郎義時として登場していた。

浮世絵は風景や美人画のイメージが強いけれど、こういうジャンルも確立されてたのね。

入口はこんな感じでした


学生時代にボストン近郊にホームステイし、ボストン美術館にも行ったがその当時は印象派の特別展みたいなのを見た記憶のみ残る。
外国は行くのは専らヨーロッパ方面で、アメリカへはそのとき以来まったく行っていないけれど、ボストンとNYへはもう一度くらい訪れてみたいなとふと思った。

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