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メッツのオフシーズン展望 〜来季はコンテンダー諦めろ編〜

こんにちは、pasta(@pasta_lgm)です。

今年のMLBも熱い戦いが繰り広げられ、メッツは見事ワールドチャンピオンに輝きました。みなさま本当にありがとうございます。

嘘です。

自称コンテンダーのくせにばっちりシーズン負け越しを決めて、お笑い野球集団として恥じることのない野球を見せてくれました。本当に悲しいです。と冗談はさておき、そろそろオフシーズンが気になる時期になりますが、メッツが来季に向けてどのようなオフシーズンを送るべきかを私なりの視点で考察していきます。

pastaが考える今オフの方針

昨季まではコンテンド(ポストシーズン進出を目指す)前提でチームづくりをしていましたが、今オフは基本的に再構築、可能性があればコンテンドできるチームづくりを行うべきというのが私の考えです。
理由は以下の通りです。

i)ロビンソン・カノーの復帰によるペイロール圧迫
来季は禁止薬物使用による出場停止を終えたロビンソン・カノーが戻ってきますが、カノーは来年39歳でパフォーマンスに過度な期待はできません。さらに契約があと2年48Mも残っており、メッツの不良債権となっています。そのため贅沢税ライン内に収めようとすると補強に使える資金が限られ、コンテンドするためのチームづくりをしても結局これまでどおり中途半端になる可能性が高いでしょう。

ii)今オフ、来オフでFAになる主力選手が多い
現在チームを支えている多くの選手たちが、今オフか来オフでFAになります。
「一部主力選手が来オフFAなら今オフはがっつり補強するべきではないか」という考え方もありますが、カノーの復帰によりペイロールが圧迫されるため、ペイロールを贅沢税の範囲内に抑えようとするならば今オフ失う戦力を補填して、さらにインパクトのある補強を行うのは至難の技です。
どちらかというと、来季のトレードデッドラインで来オフにFAになる選手たちを放出できる体制を整えておく方が無難だと思います。

iii)完全に再建に入るのはもったいない
とは言えど、上記の通り来季はまだそこそこ主力選手が残っているので、完全に再建に入るのはもったいないと思います。
そこでFA市場ではバウンスバックが狙えそうな選手や、契約を掴み損ねて市場に残ってしまった選手を手頃な契約(売りやすいパッケージ)で獲得して、チーム状況に応じてコンテンドするか、売り手に回るかどっちにでもいけるようにしておくべきでしょう。

昨オフまでと大きく異なるのは、これまではコンテンド前提のチームづくりを行っていましたが、トレードデッドラインで売り手に回ることを前提としたチームづくりを行うという点です。
そしてカノーの契約が終わり、ある程度ペイロールに余裕ができるであろう2024年から再び勝負できるようなチームを作ってほしいと思います。

次回は再契約編と題して、今オフFAになる選手の中で再契約の打診をすべき選手について考えていきます。

画像引用
https://twitter.com/BlooperBraves/status/1444008678194090033?s=20

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