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ネットと現実

今回の衆院補選でちょっとした話題になったのが、東京15区に候補者を立てた「日本保守党」選挙に関する考察が興味深かった。

 確かに共産党の票も加わったとはいえ、当選した酒井さんは元江東区議の実績があった。2位の須藤元気さんは地元出身でドブ板選挙を展開。維新の女性候補者は前回の衆院より大幅に票を落とした。日本保守党は健闘したとはいえるかもしれないが、自民党の候補が出たらここまでの票は集まらなかっただろう。乙武洋匡氏は小池都知事の神通力も無く、インフルエンサーのひろゆき氏が応援に駆けつけても何の影響力もなかった。

「ネットで影響力があることと、実際に日々を生活する人々の心を動かすのは別モノ」(古谷氏)

 キリスト教の宣教も同じことがいえる。SNSなどで注目を集める牧師もいる。だが足を運ぶ人は多いが洗礼を受ける人はほぼいないとも聞く。インターネット限定の「教会」も存在しているらしいが、教会が元来大事にしてきた地域性はどう考えるのだろう。
 やはり宣教とは地域の人と関わることを大事に積み重ねていくことを第一としたい。もちろんyoutubeやSNSも活用しつつ。

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