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レファレンス協同データベース

※水曜定期更新「ポジティブあつめ」

司書資格の勉強をしている。
国立国会図書館が運営している「レファレンス協同データベース」は、このデータベースに参加している図書館員たちが「こんなレファレンス(質問)があったよー、対応の参考にしてねー」と共有するシステムである。
※もちろん全て一般公開しているわけではない。図書館には個人の自由を守る義務があるためだ。

しかし、これを見ていると「ぐうぅ…尊…!!」と悶え死んでしまうから要注意だ。私はもう30回くらい死んでいる。

ちょっと何個か紹介したい…のだけど、今日レポート提出日なのでひとつだけ。
図書館員のもとにやってきた母親と男の子。その質問は…
魔法が使えるようになりたい
何 それ かわいい!!!!
私が図書館員だったら爆発する自信がある。
詳しく書きたいけれど時間がないのでぜひリンクを見てみてください。

知りたいこと、わからないこと、興味があること。
今やGoogle先生やChatGPTが何でも教えてくれる。
でもそれは「答え」だけ。

魔法を使えるようになりたいと思って、検索すれば「無理か」で終わってしまう。
そして別のことを検索してそのことは忘れてしまう。
でも、母親に相談する、母親と図書館に出かける、図書館員と一緒にどの本がいいか選ぶ、家で本を読んで勉強する、実践してみる、報告する、これらの経験は検索からは生まれない。
きっと何年経っても何十年経っても、この男の子、そして母親は絶対に忘れられない、いい思い出になるだろう。

検索が悪いことじゃない、私も何かしら毎日使ってる。
でも、このレファレンス協同データベースを見ていると、その質問内容よりも、その質問をした背景やその後まで想像できてしまうから不思議だ。

何か、小さなことでもいいから、図書館のレファレンスを一度利用してみてほしい。
正直に言うと、大体「えっ、そんなこと!?」ということが多い。でも本人にとっては切実な質問なのだ。
かくいう私は一度しか利用したことがない。もっとしたいのだけど、あの静かな図書館で他の人に質問を聞かれたらいやだな…という気持ちに負けてしまって。
変な質問をされないように防御線なのかな。知らんけど。

さて、私もいつか爆発するときのためにレポートがんばるぞ!!


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