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テイクアウト容器を使うメリット・デメリット

現在、私の間借りカフェではテイクアウト用の容器やペーパーを使ってスイーツや飲み物の提供をしています。

ショップとしては、できるだけ過剰包装をしないようにとか、プラごみ削減とか…そんなことをお伝えしながら活動しているわけですが、そもそもテイクアウト容器ではなくお皿やカップ・グラスを使えば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。

そこなんです!
できることならそうしたい。。。

出店を決めた当初は、仕込みから接客まで一人での運営…慣れるまでは難しいだろうと予想して、テイクアウト容器を使うというスタイルで始めることにしました。

でも最近では少しずつ慣れてきたこともあり、もしかしたら飲み物だけでもグラスで提供できるかも!?と、先日こっそりチャレンジしてみたのです。

が…、やっぱりグラスの数が増えると洗い物が追いつかないものですね。。。
間借りカフェは帰りの時間も決まっているため、ワンオペで最後の洗い物の山はなかなか厳しい現状になりました。

本当はカップやグラスで飲んだ方が美味しいんですが…
ここはもう潔ぎよく、紙コップで提供させていただくことに。


サスティナブルな活動も、自分ができる範囲で向き合っていこうと思ってます。

そんな考えから…紙コップはプラごみ削減のために、フタと一体型のバタフライカップを使用しています。
これもまたメリット、デメリットあります。

アイルランドで開発されたバタフライカップ

紙コップにも防水加工としてプラスチックが使用されていますが、こちらは植物由来の生分解性プラスチックが使われています。


くちばしのようになってるところから飲むのですが、普通のカップやグラスで飲むよりは飲み心地は良くないと思ってます。
コーヒーなどは香りが楽しめないのが悲しいところでもあります。
これは他の紙コップでも同様なので…紙コップのさだめ…ですね。
そもそも、紙のニオイがありますし…


そして、このバタフライカップはまだまだ日本では浸透していないこともあり…色やデザインも選択肢が少ないです。

特にアイス用はこの鮮やかなオレンジ色の一択。。。
ポップでかわいいと言えばかわいいんですが、私のショップカラーからちょっと外れてしまうのが悲しいところです。
(そして…この色合いが、どうしてもチキンとかポテトとか入ってそうに見えてしまう…)

アイス用のドリンクは中身を見せたいこともあって透明なプラスチックを使いたくなるという点もありますね。。。


まあそんなデメリットもありながら、メリットもたくさんあります。

意外とアイテムが多いドリンクのテイクアウト…
在庫の管理がとても楽になるんです。
間借りカフェでは荷物の持ち運びもあるので、荷物をコンパクトにするのにもすごく利点が大きいです。

そして何より…やはりこの紙コップはプラスチックが減らせます!

私がちょっとプラスチック用品を減らしたからといって、地球規模で言えば全然意味がないのかもしれませんが…
このちょっとずつでも何ヶ月、何年と積み重なれば、なかなかの消費量になることは間違いないです。
プラスチックを買う量が減れば、必然的に作られる量も減るわけで…
チリも積もれば…的な。


ちょっとでもプラごみを減らしたいと思う理由は、ゴミ処理や海洋汚染だけの話ではありません。
最近、私達の体に知らず知らずのうちに取り込まれるマイクロプラスチックも、実は体に影響を及ぼしていると耳にするようにもなってきました。

自分の健康を気にしているという事でもなく、これから生まれて、これからを生きる人達のために持続可能な環境を残していかなければいけないなぁという…
なんとなく、今まで便利に生きてきてしまった自分達の責任として、感じる部分があります。

とはいえ、プラスチック製品は無くなったら困るものも山ほどあります。
今の生活からプラスチックをゼロにすることはやっぱり難しい。。。

出来ることは小さいですが…そのちょっとでも足しになればという想いです。

ショップの運営だけでなく、普段の生活でも…
少しずつ心がけていきたいですね。

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