北区滝野川にある築70年の古民家レンタルスペース＂滝野川フレイムス＂
先日、こちらでイベント出店させていただきました。

Instagramでは感想など投稿しましたが、改めてnoteで振り返ってみようかと。。。

滝野川フレイムスはひがいけポンドでの出店を通じて知り合ったカワダキッチンの河田さんが運営するレンタルスペース。

「菓子製造許可を取って、こんなシェアスペースを始めようと思います」って段階からお聞きしていたのですが、その後はコツコツと自分たちの手でDIY、リノベーション…
Instagramの投稿を見るたびに、友人知人や近くの大学生まで、お手伝いする人数がどんどん増えていき、あっという間に完成してました！

Instagramを見る限り、あんな大勢の人達がどこからどうやって吸い寄せられるのか？って勢いで…ほんとすごい！

ぜひ滝野川フレイムスさんのInstagramもチェックしてみて下さい。⤵︎

ちなみに私はDIYとか苦手なので、利用する側で応援しようと心に決めておりました。。。
（こうやって書くとなんか言い訳っぽい…けど本当なのです）

建物の様子はInstagramの写真で拝見してましたが、実際その場に立ってみると想像以上におしゃれで、レトロで、癒しそのもの。
この和室（茶の間）には漢方茶が絶対に合う！っていうイメージがビビビッと降ってきたので、まずはいつものメンバーで合同出店してみたいと妄想を楽しみまして…

その後はジャムのiama.さんと漢方茶のcham chaさんとでもう一度見学し、アイデアを出し合い…
出店を決めたら、あれよあれよという間に当日を迎えてました。

初めての場所は間取りも、機材やディスプレイスペースも違うので、必然的にイベント内容もメニューやオペレーションもそれに合わせるような形で考えています。
なので、ひがいけポンドでの合同出店を知っている方は、ずいぶん雰囲気が違ってたと思います。

今回は漢方茶のワークショップと漢方茶のスタンドという漢方茶がメインの演出になりました。

漢方茶と聞くと＂漢方＂という響きが印象に残るせいか、薬のイメージを持たれる方も多いと思います。
私も最初はその一人でした。

でも、もっと日常に取り入れられるような美味しく飲めるお茶（ハーブティーに似てると思いますが）というカジュアルなもの。
その中でも一人一人の体質や体の悩みにもフォーカスして、オリジナルのブレンドができるのです。
好みのお茶をベースに選べば、味も色々に楽しめるということで…
今回はそんなオリジナルの漢方茶を作るワークショップをメインに出店の企画をしました。

当日は思いのほかたくさんの方が参加されて、一時は茶の間がセミナーか何かの講義みたいになってて…cham chaさんは大変だったと思いますが、それと同時に嬉しい光景でしたね。

さて、ワークショップもさることながら、ガレージではティースタンドを営業。
漢方茶をベースに、iama.さんのジャムを使ってアレンジしたティーソーダも提供されました。

涼しくなってきたとは言え、この日の日中はちょっと汗ばむ天気。
暑い日にはフルーツ系のソーダは大人気ですね！
気付けばsold outです。（この完売は早かった… 私も飲みたかったぁ〜…）

iama.さんのこだわりがいっぱい詰まったジャムや、cham chaさんお馴染みイメージキャラクターの名前がついた茶葉の販売もありました！

お茶と一緒に楽しんでもらうお菓子は焼き立てのフィナンシェとガレットブルトンヌ。
当日焼き上げるフィナンシェはショップの代名詞になってくれてる存在ですが、この日はガレットブルトンヌも当日の焼き立て。
実はこれは初の試みだったんです。

厚みのあるガレットブルトンヌは中までサクッとさせるため、私はちょっと複雑な焼き方をしています。
オーブンに入る時間も長いのですが、その前のドリュールというツヤ出しの卵を塗る作業も、塗っては乾かしを繰り返す…ちょっと時間がかかる作業。

地味なんですが、これが仕上がりにすごく影響するので、そもそも地味なこの子たちはそういうところで丁寧におめかしするのです。

という訳で、作業工程の長いガレットを当日焼きするのはちょっともったいない時間の使い方になってしまうのですが…
でも普段自分が作っていて感じるのは、ガレットの焼き立てをチェックする時の味が格別だということ。
これを味わってもらうことに価値はあると考えて、この選択になりました。

食べてくれた皆様はどうだったかなぁ〜？
焼き立ての特別感を感じてもらえていたら嬉しいですね。

この日は、午後から予想以上に多くの方が入れ替わり立ち替わり寄っていってくれて、スタンドも茶の間も賑やかで楽しい時間が過ごせました。


東京なのに、なんだか田舎に帰った気分になれる空間…
それは古民家だからということでもなく、あの場の空気感そのものだと感じます。
初めましての人達も普通に会話が弾んで、馴染んでしまうような…そんな居心地のいい場所でした。
きっと毎日ガレージでコーヒースタンドをやっている河田さんがコツコツと作ってきた空間や人との繋がりなんだと思います。
素敵な場所です。

ということで、これからのここでの出店も視野に入れつつ…
自分なりのお菓子の世界観と人との繋がりを、私も河田さんのようにコツコツと作っていきたいなぁ〜と思う今日この頃でした。

そして、いつも一緒に出店してくれるiama.さんとcham chaさんも、毎回笑いが絶えない楽しい時間を過ごさせてくれて…こういう仲間がいてくれるのは本当にありがたくて幸せなことだなぁと改めて感じているところです。

なかなか面と向かって伝える機会もないので、この場をお借りして…
いつもありがとう！

足を運んでくださった皆様も、これを読んで気になると思ってくださった皆様も、また次回お会いしましょう！