「株式投資はロールプレイングゲームにならない」

2chやニコ動の創設者である「ひろゆき」氏のセリフであります。

その意味するところは、

『投資ってのはいくら長年やったところで「蓄積されるスキル」がないため、経験や投じた時間は無駄である』

ということ。

もっと露骨にいえば、初心者だろうが歴戦の猛者だろうが投資においては「パフォーマンス」にはほぼ差がないということです。所詮は運任せではないのかと。ギャンブルを真剣にやるのはアホではないかと。

世の投資家さんにとっては辛辣極まる放言だと思います。長年相場にいる僕の意見としては、

「半分正解で半分不正解」

かなと。

残念ながら、現在の投資界隈をみれば大抵の投資家さんの手法や投資経験は無駄なんですよ。はい無駄です。

何を指しての物言いかは想像におまかせしますが、その手法が「誰でも出来るようなもの」である以上、いくらそれを気張ったところで「価値ある投資スキル」は身につかないのであります。

はっきり言いましょう。今の投資を改善しない限りは今後も儲からない。長年やり続けたところで、投資成績もポッと出の凡百と大差はないでしょうね。

とはいえ、投資というものは「ギャンブル性」だけで片付けて良いほど底の浅いものではありません。

投資においても他分野と同様「勝率を上げる手法」がきちんと存在するのは、過去の優秀なトレーダーによって証明されています。

そうした方法があるのを知らずか、ロクに検証することなく「ロープレにならない」などとこき下ろすのは、言葉が過ぎるのではないか。

まぁ「ひろゆき」氏は投資家ではないので、こうした発言が安易に飛び出すのも仕方ないんでしょう。

が、彼の見解もある意味では一つの真理であることは、しかと受け止めるべきでしょう。

本記事は、過去の優秀な投資家の論を、僕自身が身をもって体験した上で、「銘柄紹介」も交えながら、なるべく投資初心者にもわかりやすいよう丁寧に解説したものであります。