はじめに

日記を書く癖をつけなければと思っている。だから今日もこうやって文章を書こうとしているわけだ。これから基本的には毎晩、日記をつけようと思っているわけだが、なぜ日記なのかを書いておこうと思う。

まず一つは文章力をあげたいからと言うのが一番の理由だ。そのためにできる事であれば、日記ではあるが読み物として成立させたいと考えている。だが時にはワンアイディアのようなものもあるだろうし、キーワードの羅列や散文もあり得るだろう。
特に日記を書くのに見本としているのは、スーザン・ソンタグの「私は生まれなおしている」だ。一応下記に載せておく。

ソンタグの言葉への執着によって「私は生まれなおしている」という言葉に至るまでがよく顕れているように思える。日付を追うごとに、最初はただの単語だったものが文に、そして文脈に変容する様は見ていてとても真摯であると感じる。

もう一つは物語や表現としての構造の勉強になるからだ。私生活で感じたり考えたことを日記として表出させていく中で、物語の構造やシステムを用いながら表現として成立させる訓練を行いたい。自身の作品制作の中で、訓練として物語の構造解析は必要だと考える。つまり鑑賞者と制作者の間にある不本意なズレをできるだけ廃したいと考えているのだ。

そしてもう一つは、自身の体調やメンタルの管理のためでもある。毎晩日記を書くことでメンタルケアを行えたらと考える。先日、過労で倒れてから友人に「毎日をしっかり見つめ直した方がいい」と勧められた。自分を見つめ直すためにも日々何かに記録にとったほうがいいと考えたので、日記を書く事にした。

昔、mixiがまだ流行っていた頃は、人様に何か見せるていで文章を毎日のように書いていた。ただ人と繋がりたかったくらいでしかなかったが、振り返るとそんなに悪いことではなかったように思う。できる限り毎日何かをここに残していこうと思う。

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