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「魅惑の心理」マガジンvol.21(揺るがない自信の作り方)

あなたは自分に自信がないからといって、心が弱い人間、何もできない人間だと自己嫌悪に陥っていないでしょうか? 多分その感覚は間違っています。自分を変える力は、自分の中に眠っています。

◎なぜ自分に自信が持てないのか?

自分の行動に自信が持てないことってありますよね。私たちは色々な場面で「自信がないこと」に出くわしてしまいます。
そもそも「自信」とは、なんでしょうか? 
「自信」とは自分の能力や価値を肯定する力、信じる力です。心理学で言う「自尊感情」とも大きな関係があります。自尊感情とは自分が価値あると思う感覚で、日本語になっている「プライド」とは少し違います。

自信を決めているのは他人ではありません。自分自身です。客観的な評価は関係ないので、自分の「思いこみ」とも言えるのです。自信の「ある」「なし」はその人の経験から来るものであり、自信を支えているのはその人の成功体験、もしくは関連体験の積み重ねです。成功体験や関連体験を積み重ねている人は、状況が変わっても臨機応変に立ち回れると感じられ、それが自信へとつながっていきます。

個々の性格にも大きく影響を受けます。考え方が前向きな人は、様々なものに挑戦し、失敗しても成功しても経験として残り、それが自信になるのです。逆に何に対しても自信がない人は悲観的で失敗に対して不安が大きく、物事に対して萎縮してしまいます。そのような精神状態では、再び失敗を重ねてしまう可能性が高く、さらに自信を失っていくという悪循環に陥ってしまいます。

ではあなたの自信度を調べるために、下のチェックをしてみましょう。

自信度チェック
・プラスの思い込みを持てる
・初めてのことでも萎縮しない
・成功体験を多く持っている
・失敗よりも成功をイメージできる
・論理的な思考を持ち、分析力は高い
・自分を正しく評価できる
・逆境になると胸が高まる
・友人や知人が多い
・知識を吸収したい気持ちが強い

この中で6つ以上当てはまっていると思う人は揺るぎない自信がある人、自信を身につけるベースがある人と言えます。4〜5つの人はやや自信がある人。3つ以下の人は自信がないか、弱い自信のベースしかない脆さがありそうです。もう少し自信につながるベースを身につけると良いと思います。

※後半はあなたの自信のなさの心理的なメカニズムを詳しくみながら、具体的な改善策について話をしていきます。「変わりたい」と思っても行動できない、何もしない人がほとんどです。あなたは、その思いの1歩先に進んでいきましょう。


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