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「魅惑の心理」マガジンvol.48(SNS文章上達の心理術)

ポーポー・ポロダクションは今まで書籍をや企画書、雑誌のコラムなどを書いてきました。文章は上手とは言えませんが、心理的に「魅せる」文章を学んできましたつもりです。わかりやすく、相手に伝わる文章は、どこに気をつけていけば良いのか、そんなことをいつも考えています。

人は誰かに何かを分かり易く伝えたいという心理があります。文章においても、多くの人がいい文章を書けるようになりたいと思っています。世の中には文章の書き方を教えてくれる書籍がたくさんありますが、ポーポーが長年、培い研究してきたものを加えて、SNSの文章上達を目指して、そのポイントを紹介したいと思います。

1. 文章への向き合い方

まず文章への基本的な向き合い方として、最初に考えるのは「誰に書くものか」を意識することだと思います。実は私はここがプロとアマの差かもしれないと思っています。ツイッターなど SNSは、自分が感動したこと、怒ったこと、悲しかったことなどを発散するツールといえるでしょう。基本は自分が思ったことを自由に発信して良いと思います。ただ私たちは、常にどんな文章でもまず読んだ人がどう感じるかを考えます。

たとえば、あるお店で不快なことをされたとします。「あの店、どうなっているんだ。腹たつ」と書きたいところかもしれません。自分の「怒っている」という感情を誰かに伝えたいという欲求があります。怒りの感情が強いと言葉も荒くなります。「あの店の対応は納得いかないです」よりも「あの店、どんなっているんだ。腹たつ」と書くと、その怒りの強さが伝わると感じます。文章を通して何かを発散するだけでなく、得たい感情は「わかるー」なのか、「へえー」なのか、「よし、じゃこうしよう」なのか、そのあたりの感情を意識して書くことが多いです。

ツールによっても変わってくるでしょう。SNSは共感と情報が中心ですが、雑誌などに書くものは、相手への啓発であることもあります。企画書ならばむしろそこに感情が入りにくいように、ロジックで導線を固めていきます。

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