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「魅惑の心理」マガジンvol.10(人を引き寄せる「ほめテク」完全版)

人間関係がちょっと苦手。どう相手との関係を作っていくかよくわからない。そんな悩みで苦しんでいる人も多いと思います。特に初期の段階で相手との関係を良くしたり深めていく良い方法があります。それは相手を「ほめる」ことです。

そんなの当たり前でしょうと思ってはいけません。当たり前と見切っているものを人はちゃんとできていないことが多いのです。ほめると言う行為は本当に侮れません。ほめられた相手は気分がよくなり、心地よい気分を作り出してくれた、ほめてくれた相手に対して好意をもつ傾向があります。また、「自分のことを理解してくれている」と感じ、よき理解者だと思ってくれるのです。したがって、なるべく初期の段階で人間関係で相手との関係を深めたい、相手から好意を持たれたいと思うなら、できるだけ相手を「ほめる」とよいでしょう。

こんな良い方法があるなら、どんどんほめればよいと思うかもしれません。いやいやそんな単純な話ではありません。単にほめれば良いということではないのです。中身のないほめ方は逆効果になることがあります。またほめるのには、効果的なタイミングがあるのです。やみくもにほめればよいというものではありません。どんな人に、どんなタイミングで、どんなことを言うかが大事なのです。

今回のテーマは中身の伴った愛のあるほめ方を磨き、自分も相手の心も軽くして、さらに人間関係を良好にしていくテクニック、技術を学ぶ壮大で重要なお話です。知らない人は、これはもう緊急です。この緊急クエストを達成して、気まずい人間関係を討伐し、良好な人間関係を獲得していきましょう。

そしてこのほめると言う行為は、相手に媚を売ったり、取り入ったりというものではありません。相手と自分の心を磨くことにつながるのです。最後まで読んでいただけるとそれが良くわかっていただけると思います。

[目次]
1. 相手をいつほめるのか
2. 相手の心に届く5つつの「ほめテク」
3. これで完璧。使える「ほめ用語」

1. 相手をいつほめるのか

では早速、本題に入りましょう。

相手をいつほめるべきなのか?相手をほめるのには、初対面では効果が薄いのです。会って間もないタイミングでほめても、「どうせお世辞だろう」と思われ、場合によっては「調子の良い人だ」と逆効果になるケースがあります。したがって、ほめるのは2回目以降に会った後、すると「あなたのことがわかってきましたが、あなたのこんなところは素晴らしい」というメッセージが伝わり、発言の信頼度が増します。初めて会ったときにほめたい場合は、できるだけ時間が経過してからがよいでしょう。

すでにできている人間関係においても、突然、相手をほめても効果があります。なかなかほめてくれなかった相手が急にほめる、そうした意外性も相手に刺さることがあります。自然にさらりとほめたいです。疑い深い相手はなかなか受け入れてくれないかもしれませんが、自分にとってうれしいことはできるだけ前向きに受け入れようとする心理が働きます。

また、相手が何かアクションを起こして、それがうまくいったときなど、相手がうれしい状態のときには、遠慮なくほめるのがよいのです。うれしい感情のときには、前向きに評価を受け入れてくれやすくなります。またほめることは、相手のよいところを探そうとする行為であり、ほめる側の視点も磨かれるなどメリットがあります。人をほめることは結果的に自分のためにもなるのです。これが愛のあるほめ方の基本になります。

2. 相手の心に届く5つつの「ほめテク」

相手をほめるのが苦手という人がいます。私も苦手でした。それは、ほめることで「見え透いたお世辞を言っていると思われると嫌だ」という思いが強くあったからです。また、自分から「好意があります」というアピールのようにも思えるので、恥ずかしいという心理も働いてしまいます。

しかし、ほめるという行為は相手も自分にも大きなメリットをもたらしてくれるものです。細かいことは気にせずにタイミングを考え、「ここだ」と思ったら、どんどんほめるべきでなのです。ほめたいけど、どうほめてよいかわからないと思う人も多いと思います。そこで、こうするとよいというほめ方のテクニックをまとめてみました。相手を効果的にほめる方法を基礎的なものから、応用まで解説していきます。

○細かいところを具体的にほめる
まず基礎編です。相手の何をほめるのかを見極めなくてはいけません。これは相手の弱点を探す行為に似ています。何をほめたら、相手が喜ぶか、どこを攻撃したら、効果的にダメージを受けるのかを探すのです。よく見極めるのです。

「俺のカードは残り1枚...さあどっちだ...」
「右か左か、左か右か」
「奴隷か皇帝か、神か悪魔か!」
「考えろ、考えるんだ」
「考えろ、ヤツは今何を考えている」

すみません。取り乱しました。番組を間違えました。

基本は「ほめて欲しい」と思っているところをほめる。それと「気にしているところ」をほめます。この2パターンが王道です。前者の場合、漠然としたものよりも、具体的で細かいとところをほめるのがよいでしょう。

たとえば部下の資料をほめるのは「この資料いいね」と言うのではなく、「この資料の構成がいい。視点も的確だ」とほめるほうが部下はうれしいと思います。適当ではなく、しっかり自分のことを見てくれているという実感もわくのです。相手のファッションをほめたいときも、ファッションの知識がないからと、「センスいいね」「かわいいね」とつい漠然とほめてしまう人がいます。でも、それでは効果が薄いです。自分が感じた視点で「ネクタイとスーツの組み合わせがいい」「アクセサリーが服にとっても似合っている」などと伝えればよいのです。特にファッションにおいて、ほめる場所に正解も不正解もありません。

この方法はぜひ、皆さんも試してみてください。後半はマガジン購読者に向けて、応用的な残り4つのほめてテクとほめ用語集も解説しています。興味がある方は有益な情報を手に入れて、さらに楽しい人間関係を手に入れてください。人を引き寄せる「ほめテク」が詰まっている完全版です。

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