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凡庸”昨今”雑記「超整理手帳」


整理手帳の意外な便利点

2週間見渡せるのがとても便利

超整理手帳を昨年の11月から使い始めて、案外、上手くいっているで、今年も使い続けられそうだ。

使ってみて、予想外に便利だなと感じたのが、1週間ではなく、2週間見開きで見るとこができること。1週間では、物足りなく、少し未来の次の週を見渡せることで、計画を広く考えることが出来る。

広げると、8週間を一気に見渡せる。これが、この手帳の強い推しポイントだが、それ以上に今週を確認すると、次の週が自然に目に入るのが、とても気に入っているし、実用的に役立っている。

逆に、僕は8週間を全て開くことは少ない。開くためには、それなりの広い場所が必要になる。思いついて、立ったまま開いたりした日には、蛇腹の手帳が重力で下に落ち、何が何だか分からなくなる。それに、紙なので、不器用な僕は、破れたりしないか、気を遣う。

8週間見渡すために気をつける事

こんな感じで細かく書いたら俯瞰が出来ない。
(でも、ぼかしているからそれでも分からんけれど)

8週間といえば、この手帳を使う時に、気をつけなければと実感したところがある。

8週間を一目で見渡せる。これが、売っている所が、必ず強く推してくるポイント。それは間違いない。だけど、この手帳の癖を間違うと、やっぱり、月と週は分けて記入した方がいい。そうなってしまう。

週や月をいちいち同じ事を書く非効率さにヘキヘキしていた僕は、この手帳の謳われている、超効率性に強く惹かれて、使い始めた。これは、10年前ぐらいも同じ。一度挫折したのに、性懲りも無く。

勢い、0.38mmのペンを持ち、1週間を基準として行動をなるべく克明に記入していった。

これを、一気に開いたら、8週間分の詳細な予定と結果を、神様の如くの遠い視線で見つめることができる。万全で完璧である。

と、心高鳴らせ、勧進帳のように、戦国武将のように、広い机の上で広げた。が、細かくて、この8週間いったい僕は何をやっていたのか、確認できず意味不明。

徹頭徹尾な悪筆てこともあるが、もともと、日々の細かなことを書くようには出来ていないようだ。全体を俯瞰するならば、最低の必要なことだけを、比較的大きな文字で書かなければ、分からない。

人様を見てみるとやっぱり簡単簡潔

人様はどんな事を書いているのだろうかと、いろんな人の作例を見てみると、やっぱり、”会議”とか”〇〇へ訪問”とか、至極単純。僕のように欲張って、時間単位で細かくは書いていない。もしかしたら、考えたら、月で書くぐらいの内容しか書けない。それだと、月だけのカレンダーのような手帳がいいのか?なんて、恐ろしいことを考えてしまった。

そんなことを考えていたら、これを発案した経済学者・野口悠紀雄先生の御本を思い出す。確か、手帳に書くスケジュールは、空白多くなくてはいけない。実務を厳選して、時間を空ける努力をし、真っ白な時間を必要な、先生ならば研究や執筆を何ものにも妨げられず集中して行わなければならない。と、書いていたはず。

と言うことは、一時期流行った、それそこ1分1秒タイムログとは真逆な大雑把な思想。実際使ってみれば、タイムログを細かく書いたら、胸張って伝えている、一瞬で8週間俯瞰機能が、見事にまで破綻する。そうじゃない、素晴らしい整理的な文章と、般若心経の書写しのような精緻な文字を書くことが出来るならば、使い物になるのかもしれない。

だけど、ちょっと僕には、ダメだろう。

そこで、なるべく自分でもわかる最小量と内容を書いてみたら、なんとか、使いもんになった。かな?

あれほどだったのにどうして

この手帳が流行る前後(時期はあやふや)ちょうど、世の中は、自由に書ける、いくらでも、それにタイムログなんかも流行り、それを理想とすると、ほぼ日手帳に流れるだろう。実際、僕もそうだったから。毎日のことを健忘録画代わりに書きたかったどうしてもそっちに移ってしまった。

意外となんか使い方が難しい手帳なのかもしれない。やっぱり、月と週、それに一日が分かれていた方が、ケースパイケースで使い勝手がいい。だから、ほとんどの人はその単純な当たり前の使い方に目覚めて、結局は普通の生活に戻ったのかもしれない。

あれだけ、流行っていたのに、ほぼ日やモレスキン、トラベラーズノートに負けないほど、ネットでは賑わっていたのに、今や、風前の灯。もっと、この手帳にはすっぱりとした割り切りが必要なのと、野口先生の名前を静かに消して、トラベラーズノートのように、ケースやリフィルなどとのセット販売を上手にやれば、今も名声を他と競り合っていたのかもしれない。

高価なカバーが激安で悲喜交々

箱付きの本革カバーを手に入れた。四度目にして。

ちなみに、嬉しくて困ったことがある。昔、高くて手が出なかった手帳カバーがメルカリで、叩き売りされている。一万円したものが二、三千円。過去に、欲しいと思っても、手帳なんていつまで続くか分からぬものに、数万円出すのは無謀。そこで、標準のビニールカバーを使っていた。

これが嬉しい。で、困っていることは。

そう、前にも書いたが、過去に比べて結構安く、メルカリでちょっと惹かれると、これだと衝動買いをしてしまう。が、手に入れると、今一つ気に入らなくて、また探し、本革のいいやつがあるやんと見つけてしまうと、二千円だからいいやんかと、ポチる。それを、重ねて次々、四つも買ってしまった。

右側も本革だけどちょっと質が落ちるので、左を衝動買い

やはり、メルカリ。手にとって、人に会って買うものではないので、実際来て使ってみたら、今一つしっくりこない。最悪なのは、買った一つは本革と書いていながら、着いて確認したら、合皮の成させないもの。作りはしっかりしていたが、がっかりだ。

でも、その彷徨う生活も、打ち止め。になりそう。栃木レザーの手触り爽やか。持っているだけで、幸せ。

問題は、いつまで超整理手帳を使うのかだ。気分屋の僕が、使い続けられるのか、困ったことに秋の空。来年の初っ端に、今年も新しい超整理手帳を買いました。て、書きたい。なるべく。

来年の今月今夜も、超整理手帳って、サイコー!と言える、かな?



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