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暗いの関数電卓

こんにちは。私です。

関数電卓を使っています。
大学の時に、工業系の学部に入ったら入学祝いで大学からプレゼントされました。
なので、割と馴染み深いものなのですが、多分「関数電卓って何じゃい?」って人もかなりいると思うので、一旦説明を。まあその名の通り関数をいじれる電卓なのですが、関数って言われてもピンとこないので、もうちょっと深掘りします。

関数の定義は一旦置いておいて、とにかく「式」を使えるんですね。この電卓。
式って、あれですよ、四則演算の「+」とか「÷」が書いてあるやつですね。
「いや、そんなのはわかるし、普通の電卓でできるわ」という人も少し待ってください。じゃあ「()」を使った計算はどうですか。「(6+3)×9=81」みたいな。
「これも普通の電卓でできる」という方は自分で「6+3」を押して、そのあと「9」をかけてますよね。
これ、関数電卓だと、液晶に「(6+3)×9」が打ち込めるんですよ。


もっと複雑にしても大丈夫です。例えば「3÷2×円周率πのルート」とかも数式で表示されます。こんな感じで。

つまり、日常でルートや円周率を使う機会はないですけど、「式」が使えることは普通に便利。「500円の商品を10個買うと税抜で5%引きになって、そこから税込でいくら」みたいな情報を、頭の中で暗記しておいたりしなくても、そのまま「式」として”書ける”。これが関数電卓の強みですね。私は暗算とか短期記憶がめちゃくちゃ苦手なんで、そのまま「式」を書ける関数電卓は割と重宝しております。

では、本題。
こんな便利な関数電卓ですが、難点があります。
それは、暗い所だと使えないって話です。
液晶とキーボードが見えなくて、使えません。

いや、そもそも暗い所で電卓使うって何だよって話ですが、我が家というか、同居人が割と暗めな照明を好むので、部屋全体に暗いのです。
そして、電卓の液晶って、スマホとかと違って光らないんですね。なので、紙の文字と一緒で暗いと見えない。

じゃあ「光る液晶の関数電卓を買えば良いじゃないか」と考えついたのですが、あんまり選択肢がない。

これとか。こんなに性能いらないんですよ。本当に計算式を表示してくれるだけで良いので。グラフとかカラー表示とか私には猫に小判。そしてお高い。

そもそも光る液晶表示やバックライト付きな関数電卓ってニッチな市場だということに改めて気付かされました。でも割と需要ありそうだよな。工場とか。
で、探していたらこれに辿り着きました。

しかしこちら、生産完了品とのことで、もう市場には中古しかない上に、これもお高い。3万円ほどです。うーん。

関数電卓ってそもそも需要が少ないのかなぁ。
でも数式扱えるのって便利な気がするんですが。

そこで、今の世の中スマホあるし良いじゃんって話が出てくるかと思います。
2点問題が。

まず1点は関数電卓に備わる機能が私の使っているスマホ=iPhoneに標準搭載されていない。という点です。式が表示されません。あと、履歴を遡ってみたりも関数電卓だとできるのですが、iPhoneの電卓機能にはそれすらついてません
Androidにはあるらしいと噂に聞いておりますが、スマホを買い替えるのも結局お金がかかりますし、今の作業環境を変えるのも問題が出てきそうです。特に最近AIRdropなどApple製品間の連携をよく使うので、Androidに乗り換える方向性はなし。
アプリで関数電卓的なことができるものはあるようですが、もう1点の問題が現れます。

もう1点はスマホ触り始めるとキリがないということ。
これは皆さんに同意いただけると思うのですが、スマホは時間泥棒です。SNSなりゲームなり何なりでとにかく誘惑をかけてきます。
なので、基本作業中とかにはスマホを見ないでおくのですが、計算したいときにスマホとなるとこの誘惑問題が浮上してきます。
Kindle端末などの単機能製品がいまだに売れているのがこの問題解決のためだと思います。「スマホを触りたくないけど、電子書籍で読書したい」を叶えるのがKindle端末。なら「スマホ触りたくないけど、ちょっと複雑な計算を」を叶えるのが関数電卓なのです。

で、話が戻ってきて関数電卓を使ってるんですが、夜になると我が家では暗くて使えない。じゃあバックライトついているのをってなるとそもそも選択肢がない。ていうか関数電卓って相場いくらなのと聞かれたら、最安モデルで2000円切ります。2000円で買えるものに光るだけの機能を足して、1桁高いものを買うかってならないですよね。

じゃあどうするか。
同居人を説得して部屋を明るくする?
これが一番安そうですが、人の考え方を変える諸々のコストは金銭で計れません。
だったら20000円出すかって話になるんですが、ない袖がふれないのも事実。
この前のAmazonブラックフライデーがなければ買えてたかもしれないと思うと悔しい⋯⋯ 。でも電卓に20000円って。今、令和ですよ。パソコンだって頑張れば買えそうじゃないですか。電卓が20000って⋯⋯ 。

年末物入りということもあり、爪に火をともすような生活を強いられている中で20000円を電卓に出費するのは困難。
でも欲しいんだよなぁ。関数電卓。みんな、便利だから使ってくれ。
そして、世の中に普及させて「暗いところでも使えるとより便利だよな」という流れを作ってメーカーさんにバックライト付き関数電卓を安く作るように促せてくれ。

というわけで、関数電卓と暗い部屋と私でした。
みなさん、欲しいものはありますか?
サンタさんが来る季節ですので良い子にしてたらもらえるかもしれませんね。
それでは。

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