■概要
海洋汚染・大気汚染など、地球における汚染問題をテーマを元に、色の恒常性という錯視を使って制作しました。
この錯視は、色のフィルターがかかって違う色になってしまっても元の色として認識できるというものです。これを利用して、「同じ色に見えても実は違う色」という部分に「綺麗に見える地球も実は汚れている」というメッセージを込めました。

■ 広告画像

■ 工夫した点

・色の恒常性という錯視を使っているので、左の地球は一見青と緑で構成されているように見えますが、実は紫と黄土色で構成されています。
・見ている人自身に錯視効果に気づいてもらえるように、「何色に見えますか?」という問いかけるようなキャッチコピーにしました。
・錯視の画像だけでは寂しかったので、背景にフリーの宇宙画像をお借りし、そのまま使うと背景が目立ってしまうので、モノクロ加工をして錯視効果が強調されるようにしました。

■ プロジェクトを終えて

伝えたいメッセージと錯視を上手く擦り合わせられなかったなと感じました。変に錯視にこだわると何を伝えたいのかわからないものになってしまい、逆にメッセージを強調すると錯視が伝わらなくなるので、いい塩梅にするのが難しかったです。
今回のプロジェクトを通して、第三者から見て印象に残るデザイン・キャッチコピーにするのは大変なのだと改めて痛感し、普段見ている広告がどれだけ洗練されたものなのか理解することが出来ました。
日頃目にする色々な広告にも、もっと関心を持って見てみようと思います。