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4年ぶりのフルマラソン

お久し振りです。

日々の忙しさに追われ、noteの更新をサボっておりました。

忙しさと言っても仕事が増えたわけではなく、毎日YouTubeに上げるための漫才作りに時間を取られているだけなんですけどね。

そんな日々の忙しさの合間を縫って、昨日はロケットマラソンという大会に、フルマラソンの部で出場させて頂きました。

以前は寛平マラソンで年に一回フルマラソンを走る機会があったのですが、新型コロナウイルスの影響で中止になったりハーフマラソンになったりで、ガッツリ42.195キロを走るのはおよそ4年ぶり。

いや、2年前に100キロ走っとるやないかと言われそうですが、100キロマラソンとフルマラソンは全くの別物です。

100キロマラソンはゆっくり走ってもいいですし、休み休みでもいい。

なんやったら仮眠を取ったっていいわけです。

それに引き換えフルマラソンはタイムを競うので、数時間休み無く走り続けなければなりません。

どちらがしんどいかと問われれば比べにくいですが、気持ち的には100キロマラソンの方が気が楽かもしれません。


しかも4年ぶりということは前回より4年分年を取っているわけです。

アラフォーの4年は大きいですよ。

まあ僕は普段から運動しているのでまだマシな方かもしれませんが、それでも確実に衰えていってます。

そんな老体に鞭を打って出場した今回ですが、人生5回目のフルマラソンで初めて4時間を越えてしまいました。

ちゃんと衰えてるんかい!!

こんだけ振ってたらベストタイム出たかと思いました?

いや、正直ベストタイムを狙いに行きましたし、調子も悪くなかったんです。

しかしその調子の良さが仇となりました。

ロケットマラソンは目標タイム毎にスタートするのですが、僕はベストタイムを更新するために目標タイムを3時間15分で提出していました。

すると一番速い人たちのAグループになってしまったのです。

つまり周りの人たちについて行けば3時間15分、あるいは夢のサブスリー(3時間以内)も狙える状況。

どうせ走るなら狙いたいですよね。

というわけでスタートの合図から勢いよく走り出し、周りの人たちについて行きました。

すると脚の調子がよく、じわじわと周りの人たちを抜かして行きました。

1キロ地点を通過する時、腕時計のタイムを確認すると3分58秒の表示が。

いやいやいや!速すぎるて!

普段のジョギングでは1キロ4分半ぐらいで走っているので、それより30秒も速いペース。

これはさすがにやり過ぎだと思って少しペースを落としたのですが、せっかく脚の調子がいいのにゆっくり走るのももったいないと思い、脚が走りたがっているペースで走ることにしました。

しかしそれは決して調子が良かったわけではなく、4年ぶりのフルマラソンにテンションが上がっていただけでした。

10キロを過ぎたあたりから徐々に脚が元気を失い、失速していきました。

それでもなんとか踏ん張って走っていたのですが、14キロ地点を過ぎた辺りで後ろから集団の足音が。

振り向くとそこには20人程のランナーたちの姿がありました。

その先頭のランナーの胸には「目標タイム3時間00分」のゼッケンが輝いていました。

目標タイム3時間のペースメーカーさんです。

そこでようやく自分の無謀すぎるペースに気付かされました。

フルマラソンの1/3である14キロ地点まで、サブスリーを目指している人たちより速いペースで走り続けていたのです。

完全にやってまいました。

本来ならそこで過ちを認め、しっかりとペースダウンするべきなのですが、4年ぶりでフルマラソンの恐ろしさを忘れていた僕の頭に、「この集団について行けばサブスリーを狙えるのではないか」という考えが浮かんでしまいました。

しかもね、集団の中に飲まれると空気抵抗が少なくなり、少し楽になるんですよ。

その効果が錯覚を引き起こし、無理していることに気付かずに、残っていた体力を一瞬で消耗させてしまいました。

17キロ地点を過ぎた辺りでその集団についていけなくなり、また孤独な闘いが始まります。

そして22キロ地点を過ぎた辺りでついに恐怖の瞬間が訪れました。

両脚の太ももがつったのです。

そうなるともう地獄。

脚のつりが治まったら少し走り、つりそうになったらまた歩くの繰り返し。

あとは後続のランナーにどんどん抜かれていくだけです。

終盤は少し走ることすらままならなくなり、ラスト10キロは完全にウォーキングでした。

脚がつった要因として、暑さもあったかもしれません。

昨日は10月末とは思えない陽気で、気温も常に20度前後ありました。

数年前の寛平マラソンでも20度を越えた年があったのですが、その時も脚がつって後半はまともに走れませんでした。

その年は給水所の水が途中で尽きてしまい、何度も救急車が来るという前代未聞の過酷な大会になってしましました。

それぐらいマラソンにとって暑さは大敵なのです。

夏のオリンピックでフルマラソンを走っている人たちは化物すぎますよね。

そんな最悪のご陽気ですが、ウォーキングにはちょうどよく、淀川の景色を眺めながら心地よく歩かせて頂きました。


4年ぶりのフルマラソンは悔しさや反省点もたくさんありましたが、トータルすると楽しかったです。


あ、そうそう、noteを書こうとした真の目的を忘れるところでした。

実は10キロ付近から足の裏にずっと違和感があったのですが、走り終わってから靴を脱いでみると、足の裏に大きな血豆ができていたのです。

それをTwitterに載せようと思ったのですが、タイムラインにいきなりグロ画像が流れたら迷惑かと思い、見送らせてもらいました。

noteなら見るか見ないかを選べるので、見たい方はこのまま下にスクロールして下さい。

見たくない方とはこの辺でお別れです。

では一旦さようなら。





「靴下を脱いでみると」ではなく、「靴を脱いでみると」と表現した理由は、靴を脱いだ時点で血豆が顔を出していたからです。

血豆のせいで靴下が破れたのか、靴下が破れたから血豆ができたのかはわかりませんが、フルマラソンを走る時は新しめの靴下を履いた方がいいですね。

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