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これからトレーダーを目指す方へ(4)ルールの確立

「リテール(大衆)の逆を突く」を理念に置くトレーダー、ぺーたです。

前回までの投稿。

今回は、「ルール作り」について書きたく思います。

ルール作成は極めて重要です。
まずテクニカルでいくと、勝てる手法の数など数百パターンは余裕であると思いますが、それらの中から自分に合ったものを限りなく少数に絞っていくこと。

例えば(現在の)私の場合であれば、水平線・長期足のチャートパターン(ダブルトップ&ボトム・H&S)・長期足のサポレジラインに対する反発・プライスアクション(ピンバー・包み足)・短期足(=実行足)のpivot・補助的にMA(移動平均線)と長期足のMACDのみで戦っています。

特に最初は、「自分はダブルトップのみに絞り、これを極める!」等、とにかく一つの技を完全に自分の手中に収めることが得策かと考えます。

月単位でのルール作りも重要。
為替の場合、月に2度必ず発表される大型経済指標、「FOMC(政策金利)」と「雇用統計」の前後1時間は絶対にエントリーをしないといったルール。
この2つの大型指標は、瞬間に価格がぶっ飛びます。
1秒でとんでもない値動きを起こすので、ギャンブルでない限り、絶対にこの時にエントリーをしないことを推奨します。

あとは、月末月初も、企業の決裁による実需が大きく影響してくることにより、テクニカルが効き辛くなるので、テクニカル派はポジションを外しておく方が良きと思います。

次に、毎日のルール。
午前中の東京時間にトレードするのか、夕方の欧州時間なのか、夜のニューヨーク時間なのかを決めます。
私は値動きの幅を求めるので、欧州+ニューヨーク時間のみに絞ります。

次に通貨ペアの選択。
ここはトレードタイミングの機会損失と直結するので、数字的には多ければ多い方が良いと思われがちですが、できる限り少ないペア数の選択をお薦めします。
トレード機会は激減しますが、例えばユーロドルしかしないと決めた場合、毎日それだけの値動きを監視することになるので、自然と頭にチャートが入ってくるので、圧倒的に精度と感覚が高まります。
が、なかなかエントリー回数が訪れないので、ここは「増やし過ぎないこと」を頭に入れていただけたらと。


そして極めて大切な「明確な損切りのルール」。
1トレードにおいて、資金対比何%の損失を許容とするか。
このルールも必ず遵守。


そしてやはり最重要なことが、そのルールのタイミングが来るまで「絶対に待つ!」ということ。

いざルールが決まったら、そのルールと手法が統計+確率論として良い効果をもたらすのかの過去検証を行います。
面倒くさい過去検証ですが、利益を出し続けるトレーダーはこれを行います。
過去検証の効能としては、そのパターンを何度も何度も見続けることで「感覚に落ちてくる」という点と、エントリー時の迷いなき自信の獲得。

トレードルール、これを守れない人にトレーダーの資格はないかと思います。

ルールは守ろう。

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