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アラフィフおやじの夏、青春18きっぷ一人貧乏鉄道旅の振り返り(宿予約のヒヤヒヤはもうこりごり&3日目:いよいよ九州一周ざっくり一筆書きスタート)

アラフィフ世代、適応障害で長期欠勤中だった私が、この8月に一大決心をして、青春18きっぷを使い一人貧乏鉄道旅をした時の振り返りです。

前回は、旅の2日目(京都の福地山から福岡県小倉までの行程)について、
車窓からの風景で期待していたもの6つの内、残りの3つについて、

そして、

とかくスピードと効率が重視される現代社会において、途方もなく非効率な交通手段である普通列車が実は贅沢な時間を与えてくれることについて書きました。

今日は、

  • 2日目からの宿の予約はどんどん前倒しに

  • 九州一周ざっくり一筆書きのスタートとなる、3日目の行程

についてお話します。

2日目からの宿の予約はどんどん前倒しに

1日目の宿については、ビジネスホテルですら選択を躊躇するほどの貧乏旅人の私にとって唯一の希望の星だったカプセルホテルのスペースが確保できるかどうかの瀬戸際まで追い込まれた。

ホテル予約サイトではのきなみ「満室」の表示で、
初日からいきなり駅の外で野宿か!?

蚊取り線香は持ってきていないから、うかつに寝てしまったら翌朝は蚊に刺されて顔がボコボコになっているかもしれない・・・

そもそも寝ている間に貴重品を盗まれたら・・・

などと、あらゆる悪いことが頭の中を埋め尽くしてクラクラしました。

そこで、ダメ元で直接そのホテルに電話をしたら、拍子抜けするほどあっけなくスペースが確保出来てしまった。というハッピーエンドだったのですが、それはあくまで結果論。

同じ心配をこれから毎日味わい続けては、ストレスから解放されるための一人旅が、安全・健康面のストレスを逆に与え続けてしまうことになるため、学習機能を発揮させました。

前日は夕方まで予約を入れなかったところを、2日目は午前中にホテル予約サイトで宿探しをしました。

そうは言っても、やはりまだ当日予約という点では学習が足りないのですが・・・。

ですが、流石に夕方に比べ、朝の内ということでそれなりに候補になりそうな空室のあるホテルは出てきました。

まずは最安値のホテルを検索しましたが、小倉駅から遠かったり、ゲストハウスで鍵のかかる個室になっていなかったりで、リストから落とされていきます。

結果的に残ったのは、小倉駅から徒歩5分程度の好アクセスの立地のビジネスホテルでした。

価格は4,000円台前半。
これで朝食(バイキング形式)も込みです。

小倉駅近くのあさのホテル

流石に大都市の、駅近のホテルでこれ以上安い所というのはなく、こちらに決定しました。

部屋はごく普通のビジネスホテルのシングルルーム、ユニットバス付。
シャワーを浴びて清潔なベッドに寝られるだけでも私にとっては十分快適でした。

更にこの日から、宿の予約は1日先の分、更にその翌日には2日先、3日先の分・・・と、どんどん前倒しで予約していくことになります。

理由は、初日にかなりタイトな乗り継ぎ時間(最短2分)でも、乗り遅れることなく次の列車に乗車出来た実績と、多少前の列車が遅れても、後続列車は乗り継ぎ客を待っていてくれることが分かったためです。

とはいえ、もしうっかり列車内で居眠りでもして、乗換え駅を行き過ぎてしまったら、その後の予定はガタガタに崩れてしまうのですが、自分の中に、不思議と理由のない自信が生まれたようです。

九州一周ざっくり一筆書きのスタートとなる、3日目の行程

3日目の朝は気持ちの良い晴天でした。

この日からいよいよ九州の旅がスタートします。
私はそれまで、九州地方では福岡県以外の県を旅したことが無かったため、未知の土地に足を踏み入れることに気持ちが高ぶっていました。

この日の行程は以下の通りです。

小倉 ⇒ 博多 ⇒ 鳥栖(佐賀県) ⇒ 肥前山口(佐賀県)※ ⇒ 長崎 ⇒ 佐世保(長崎県)⇒ 早岐(長崎県) ⇒ 鳥栖 ⇒ 熊本

※肥前山口駅は、2022年9月23日に、西九州新幹線開業にあわせて、江北駅に改称されました。

朝5:50起床。
ホテルのレストランでしっかり朝食を取りました。
朝からなんとカレーライス、そしてパスタサラダ、ごぼうとレンコンの炒め物、ひじきの煮物、半熟卵、アイスコーヒー
昼食用に、幾つかのロールパンを確保。

前日の2日目は、朝、昼、夜と、食パン2枚づつしか食べておらず、空腹で辛かったので、この日は昼、夜の食事代の出費を極力抑えるために、朝は食い溜めです。

小倉発7:17。南福岡行の快速列車に乗車。元々の予定では、7:44の列車で佐賀県の鳥栖まで行き、そこで1時間列車待ちのはずだったのですが、どうせ時間をつぶすなら、途中停車駅の便利な博多で時間を使った方が快適かな。と思い、予定を変更しました。

小倉駅のデザイン、素敵です!

こういうことが出来るところが、青春18きっぷの旅の醍醐味です。

博多着8:27。
カフェヴェローチェに入り、アイスコーヒーを飲みながらこの日の行程を再チェックしました。

鳥栖で乗換予定の長崎行の列車には、博多で約3時間過ごしても間に合うことが確認できたため、そこで色々と先々の段取りをしました。

まずは4日目の宮崎での宿泊予約。
予約サイトでアパホテルを確保。
優先順位としては、格安のカプセルホテルやインターネットカフェの快活クラブが上だったのですが、宮崎駅付近にはそのような施設はなく、やむを得ずアパホテルにしました。

(グレード的には、その方が余程快適なのですが、何せ今回の旅は、宿泊費を如何に切り詰めるかが課題だったこともあり、1泊2,000円台が理想でした。)

それから、QRコード決済用に銀行口座に現金を入金。
今回は、QRコードやカード払いが出来ないような安宿を想定し、現金払い可能なように、現金を多めに持って行きました。

しかし、ホテル予約サイトでどんどん予約を確定させていくと、クレジットカード払いやPayPay決済など、ほとんど現金払いをする宿が無かったため、現金を持っているのがかえって煩わしくなりました。

時代は変わりましたね。

ここでハプニング発生。

博多駅近くにある、ゆうちょ銀行のATMを地図アプリで探しだしたので、現場に行ったら何故か信用金庫の無人ATMコーナーでした。

不思議に思いつつも、おそらくゆうちょも取り扱っているからここなんだろうなぁ。と思って入金操作をしていたら、何と手数料を取られることが判明。

慌てて捜査を取り消して初期画面に戻ろうとしたのですが、何故か、「ひとつ前に戻る」ボタンがありませんでした。

どうやっても途中で操作を中断できないようで、やむを得ず最後まで手続きをしたら、手数料100円取られてしまいました。

たかが100円ですが、1食あたり6枚切りの食パン2枚だけのような質素倹約旅で、100円と言えば、スーパーならお買い得品の食パン1斤が買えてしまう金額。

もしかしたら、これで1日食つなぐことができたかも知れないのに・・・。

大の大人がATMの前で、「この守銭奴が!」と悪態をついてしまった・・・。お恥ずかしい限りです。

さて、ぶつくさと文句を言いながら、再び博多駅に戻ります。

博多駅、立派ですね~

次の列車の発車までまだ時間に余裕があったため、他のホームに停車中の列車を見に行きました。

博多駅は、面白い列車の宝庫でした。
特急列車に臨時列車、次々にユニークな列車達がホームに入ってきます。

そろそろ夜も遅くなったので、今夜はこのあたりで・・・。

この続きはまた次回お話しますね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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