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[南シナ海]中国とフィリピンの船舶衝突で中国大使館が日本外務省に反論

南シナ海で中国とフィリピンの船舶が衝突した件で、日本の外務省が中国を非難するプレスリリースを発したのに対し、中国駐日大使館が反論。
中国は、日本は当事者でもないのに無責任に煽るなと主張。外務省の文書をみると、確かに「国際的な関心事」「フィリピンに同意」とあるだけで、日本が口を出す根拠は示されていない。

12月13日、日本の外務省がプレスリリースを発表し、南シナ海問題で中国を非難しフィリピンを優遇する虚偽の発言を広めたことに対し、中国は強い不満と断固とした反対を表明し、日本に対し厳重に申し入れを行った。

強調する必要があるのは、最近、スカボロー礁と仁愛礁の沖合で何度も緊急事態が発生しているということである。その責任は専ら、約束違反、法律違反、侵害、先制挑発についてのフィリピンにある。決して中国がそれを行ったわけではない

日本は南シナ海問題の当事国ではないが、私利私欲から、中国の正当かつ正当な海洋権益や法執行行為について無責任な発言をし、フィリピンの中国主権侵害を支持し、南シナ海問題を煽るなどしている。

駐日中国大使館

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00087.html

10月23日の外務省報道発表で述べたとおり、南シナ海をめぐる問題は、地域の平和と安定に直結し、我が国を含む国際社会の正当な関心事項であり、我が国としては、南シナ海における力による一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対します。

また、2023年2月の日・フィリピン共同声明(PDF)で述べているとおり、我が国は、南シナ海における、不法な海洋権益に関する主張、軍事化、威圧的な活動及び武力による威嚇又は行使へのフィリピンによる長年にわたる反対に同意しています。

外務省プレスリリース


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