桐島洋子さんの本『ペガサスの記憶』

林真理子さんのユーチューブを見るのが好きなのですが、そこで紹介されていた、桐島洋子さん一家が分担執筆された『ペガサスの記憶』読んでみました。
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林真理子さんのユーチューブ、林真理子さんの解説がとても面白くて、これを見るとその本をすぐに読みたくなってしまいます。

世代的に桐島洋子さんは「桐島かれんさんのお母さん」といった認識。若かりし頃、日本人離れした容貌、そしてスレンダーなモデル体型の姿でマスメディアに登場し、その当時の日本の浮かれたバブルの雰囲気と重なって、なんとなく自分とは違う世界の人、という印象でした。

林真理子さんの解説により、桐島洋子さんのことが既成概念にとらわれず世界を飛び回って人生を謳歌したとても魅力的な方だとわかりました。たぶん母親と同年代。あの年代でこのように世界を自由に飛び回っていたのは本当にすごい。会社にウソをついて子供を出産、二人目のノエルさんは、クルーズ船で出産。妊娠中に旅を企てるのがすごい。

まずおどろいたのは彼女の文章力。この世代の方、語彙力が違いますね。また、桐島氏自身が、とても教養あふれる方で、時々知らない語彙も出てくるので、辞書を引き引き読みました。

3人の子供たちがそれぞれの視点から桐島家を語るのですが、母の視点、また、他の2人の姉弟とも少し異なっているところも興味深い。それぞれの個性やその事が起こった時に何歳だったかで受け止め方も全然違うものだなぁと。

林さんも言っていたけど、今の時代の方が自由でどこの国でも行き来できるはずなのに、どんどん保守的になってしまってもったいない、そういう若者にこそ、桐島氏の本を読んでほしいと。確かに。この私も若いころは、休みのたびにあちこちと飛び回って旅行をしたなぁ。今は年を取ったことや収入の関係から、まぁそれよりなによりコロナのこともあって3年近く外国に出ていない。自分の母国にも帰っていない。桐島さんに刺激を受けて、海外旅行にいこうと思い始めました。

ちょっと心が内向きになっているときに、刺激を与えてくれる本です。私はこれをきっかけにキンドルでダウンロードできる桐島氏の本を次々と読んでいるところです。『いくつになっても旅する人は美しい』『淋しいアメリカ人』『あなたの思うように生きればいいのよ』など。

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