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1学期目の振り返り~授業編Vol.3~

こんにちは!
これまで2回にわたって、1学期目の必修授業の振り返りをしましたが、今回は選択授業について振り返っていきたいと思います。

私が1学期目に選択した授業は “African Politics and Security Dynamics”です。

“African Politics and Security Dynamics”

この授業は1人の先生が担当しており、週に2時間の講義型授業と1時間のセミナーで成り立っています。

授業の名前からも分かるように、地球最後のフロンティアと言われるアフリカに焦点を当て、アフリカの歴史、政治や安全保障について深く理解することを目的とした授業になっています。

2時間の講義では毎週決まったテーマ(たとえば民主化、植民地、独立、紛争など)に沿って授業が行われます。
流れとしては先生が歴史とともに、提唱された理論や概念について説明します。その後、クラスの学生を巻き込んでその理論などについて批判的な観点も含めて議論します。

その後の1時間のセミナーでは学生が主体となってプレゼンを行います。(このプレゼンは評価には入りません!)
毎週課される3つの論文の中から1つ選び、その論文の主旨とそれに対する意見を10分以内で説明するプレゼンを立候補制で行います。
プレゼン後は先生や生徒からの質問に答え、クラス全体でその論文について議論するという流れになっています。

授業で興味深かった内容は「アフリカと国際社会の関係」
大学時代、中国の対アフリカ投資について研究していたため、やはりアフリカと中国の関係についての授業は面白かったです!
中国がアフリカに対し、どのような投資をすることで中国にどのような利益があるのか、アフリカの発展をと言いながらする投資の裏側にどんな意図や見返りがあるのか、経済だけでなく政治、安全保障、グローバル化、リベラリズム等の観点からの分析と批判的観点を学べたのはめちゃくちゃ楽しかったです!

中国だけでなくヨーロッパ、インドなどの役割についても議論できて、私個人の興味をそそりまくる内容でした!

授業の全体的な感想

大学時代からの研究もあり、サブサハラ以南地域についてより詳しく学びたいと思って選択したこの授業、良かった点と自身に対して残念な点がありました。

良かった点は授業の質の高さです!
まずは担当していた先生がアフリカ地域を中心にずっと研究している人なため、まさにアフリカの専門家にアフリカ地域のことを教えてもらえます。
実際にアフリカの国々に足を運んで研究している人なので、知識量も専門性の深さもえぐいです。そのような人から学べることがまず有り難かったし、多様な観点からアフリカの国家形成や社会との関係性を理解できたことが嬉しく、楽しかったです!
そしてクラスにいた学生達のおかげでアフリカに対する理解がより深まりました。
クラスの6割がアフリカ人だったこのクラス、議論の際には出身国の歴史、政治・経済状況などを例に挙げて発言してくれます。実際に自分自身が体験したことから生まれた意見や考えを述べてくれるのでより理解が深まり勉強になりました。

(余談ですが、初回のクラスでは先生とアフリカ人学生の間でバチバチしている雰囲気がありました…イギリスの白人(先生)にアフリカの何が語れるんだ的な発言をする学生がちらほらいたり…。しかし最終的にはある一定の尊敬の眼差しが生まれていたと思います!あまりにもアフリカについて詳しすぎるから…笑)

自身に対しての惜しかった点でいうと、アフリカに関する知識の乏しさ!!TT
議論で発言できるほどの知識がなく、ただただ聞くだけ…そしてアフリカの国々と日本を比べることしかできず、議論の内容を理解する、追いついていくのに精一杯でした…(そりゃ現地の人達に知識面では勝てんわ!と分かっていましたが積極的に発言できるほど備えていたかった…笑)
ですが、その分スポンジのように新知識を吸収したので良しとしましょう!!笑

まとめるとアフリカについて特に興味があり、深く学びたい人は絶対に選択すべき!!
講義形式の授業の中ではこの授業が1番楽しかったです!

ここまで1学期目に履修していた3つの授業の感想を述べましたが、1学期目ということもあり、3つとも平和学における基礎知識を中心に理解するという授業でした。多くの文献を読み、予習復習で忙しい学校生活でしたが得られるものが多く、勉強していること自体に充実感を感じていました!

次はこの1学期のプライベート生活について振り返っていきたいと思います!!
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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