こんなふうに P6(おじさんとtaku)
2日目の朝
音が波をかき分けて空間を乱しているようだった。
昨日は準備にせわしないばかりで
感じなかった町の静けさに心を向ける。
よろめきながらハナミズキの枝を歩くカラスが
器用に枝を折ってどこかに運んでいく。
yuukiは鳥のさえずりと調和する音量を探り
sayaは流れるギターの音色に応えるようにハミングする。
朝が大切だと言っているtakuが
飲んでいたコーヒーを静かに丸テーブルに置いた。
カチャ♪
開け放した扉から一番に入ってきたのは
昨日のおじさ