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冬至におもうこと

今日は12月22日。あと一週間ちょっとで今年も終わってしまいますね。

そんな今日は「冬至」。一年で最も昼が短く、夜が長い日。日本では最も日が短いこの日を死に近い日と捉えて、厄除けとして縁起がよいとされる、かぼちゃを食べたり柚子湯に浸かったりしてきたそうです。

それと同時に、冬至を過ぎれば日が伸びていくので、春に向けて運気がこれから上がってくる縁起のよい日とも捉えられました。


昔は医療や科学が発達しておらず、病気や災害の原因がはっきりとわからなかったため、その分、厄除けとして特定のものを食べる習慣ができたり、地域によってはお祭りがあったりする文化ができたのだなと感じます。

冬至の日には、かぼちゃや銀杏やにんじんを食べる習慣がありますが、な(かぼちゃ)、ぎ、にというように、「ん」(運)が2つ付いているため運を呼び込むと考えられたとこが由来だそうです。
現代人であれば、こんなことを思いつくでしょうか?仮に、このような冬至の食文化が存在しなかったとして、いま新たに誰かが言い出したとすれば、「そんな、非科学的なこと言って…」と鼻で笑われるだけな気がします。


冬至に限らず日本の文化は、科学が発達していなかった昔だからこそ登場してきたのであって、わたしも含めた現代人は、昔の人達がいまにない感性で築き上げてきた文化を、「なんだかいいなぁ」と思いながら楽しむことができているのでしょう。

今に生きるわたしたちは、そうした文化の意味を知って、日常に取り入れて楽しむことで、自然と受け継いでいけたらいいのかなと思います。


日の長さが逆転して太陽が生まれ変わるとも言われるこの日、ひとつの節目と捉えて、わたしたちも気持ちを新たに、これまでの振り返りや新しい目標を立てて一歩を踏み出す、そんな日にしたいですね。😊


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