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わたしのすきな言葉 ”Think globally, act locally”

題名にある英語の言葉、聞いたことはありますか?


一時期、海外で勉強をしていたことがあったのですが、

授業で先生がこの言葉を教えてくれました。


授業の細かい内容はあまり覚えていないのですが、

この言葉がとても心に響き、数年経った今でもふとしたときに思い出しては

この言葉の意味を噛みしめています。


この言葉を一言でいうと、「グローカリゼーション(glocalization)」。

読んで字のごとく、グローバル化(=世界普遍化)とローカリゼーション(=地域限定化)が合わせられた単語です。


環境問題、人権問題、水問題、コロナウイルスの蔓延など、世界が抱える人類共通の問題はたくさんありますが、これらにどのように取り組むか考えるとき、まずは自分たちの足元から行動をはじめることが大切なのだ、ということです。


グローバル化が進み、今や便利な世の中となっていますが、

一方で、わたしたちの消費生活とそれを支える生産現場のつながりが見えにくくなっているという実態があります。


いちばん身近なところでいうと、今日あなたが食べた物について。

それらがどこから来て、どのように作られたものか、

すべて説明できますか?


多くの人は、この質問に対してうまく答えられない、あるいは

何を食べたかさえ覚えていない人もいるかもしれません。

もちろん、わたしも食べたものすべてについては答えられません。



この、生産から消費までの間になにが起きているかわからない状態は怖いな、と最近強く思うようになったのです。


自分が知らない間に、地球環境や人権を侵害するようなことをしている可能性があるのです。


わたしたちの元にモノが届くまでにそのような問題が起きているとき、

生産や流通に関わる人たち全員が、問題を隠そうとしているわけではないと思います。


ただ、グローバル化によって生産の実態が見えにくくなるようなシステムになってしまっているのです。



これに対してローカリゼーションは、生産を見える化し、わたしたち自身で状況をコントロールしやすくしてくれます。


先に述べた食べ物の例で続けると、地産地消すること、オーガニック作物を選ぶことを心がければ、

食べ物の輸送時に排出されるCO2を削減でき、

自然環境を守ることができます。

農薬散布に苦しんでいる海外の生産者を救うことにもつながるかもしれません。



世界規模の大きな問題に立ち向かうとき、

気が滅入りそうになることもありますが、

まずは自分たちのコントロールしやすい身近なところからはじめてみよう。


そんなふうに思わせてくれる、わたしのすきな言葉のご紹介でした(●^o^●)



最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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