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一本歯下駄「LABO ONEα【ラボワンアルファ】」レビュー

*使用している写真はGETALABO公式サイトから

GETALABOから今年4月に発売された一本歯下駄の新たなスタンダードモデル、それがLABO ONEα(ラボワンアルファ)。

価格はサイズにかかわらず税込6600円。

今回はそのラボワンαをレビューしてみたい。

まずはサイズについて、LABO ONE(旧名GETTA)と同じくLとMの2サイズ展開。

基本的には靴のサイズが24センチ以上ならサイズLを選択。23~24センチなら足の幅の一番広い部分(指の付け根部分)を測り、11センチ以上の場合はLサイズを11センチ未満ならMサイズを選ぶのがいい。

カラーは、サイズM(140×90ミリ)が3色(ピンク×イエロー、ブルー×イエロー、ブラック×ブラック)。サイズL(140×120ミリ)が2色(ブラック×ブラック、ブラック×ブラウン)。

この商品は歯の裏と台座裏前方にビムラムシートが貼られてあり、室外での使用が可能になった。これまでの商品はソフトゴムが付けられていて室内限定の使用が前提であったが、ビブラムシートの果たす役割は大きい。

ただ、ゴムの厚さが7ミリ程度なので、真夏の炎天下のアスファルトなどで長時間履くのは避けた方がいいだろう。季節を問わず、長時間の連続使用はゴムの摩耗を早めてしまうので注意したい。

高さが両サイズとも35ミリ。ラボワン(旧名:GETTA)とほぼ同じ。高さがないだけに、台座の裏の両先端が削れやすいので歩く際には要注意。

ラボワンとの違いはまずその形。小指側の一部をカットすることで、重心移動をスムーズに行うことができるのだという。

歯の厚さはラボワンが30ミリだったのに対してラボワンアルファは25ミリと薄くなっている。歯の位置を拇指球付近に持ってくることで足の踏み出しがスムーズになったように感じる。

従来モデルが足の前部分に荷重する傾向が強かったが、この位置にすることでふくらはぎにかかる負荷が軽減されるということだろう。地面を蹴るような歩き・走りでは短時間でふくらはぎがパンパンになるので気をつけたい。

履いた時の安定性を高めるために鼻緒が短くなった。それと共に、前坪の位置にも変化が見られる。

縦の長さがラボワンから5ミリ短くなったことで鼻緒前坪部分が少し前方に出ているのだ。

一本歯下駄に慣れていないと、鼻緒をつまむ力が十分に出せず、履いていて鼻緒が緩んでくると脱げるようなことがあるかもしれない。そのために前坪の調整は適宜行う必要がある。道具任せにしないというのも大切なことだ。

重さがサイズLで106グラム、サイズMで82グラムとかなり軽い。その軽さゆえに長時間履いていても疲れにくいのはありがたい。

トレーニングツールとして使うのも良し。家庭での健康サンダル的な使い方でも十分に効果的。

ただ、体重が80キロ以上の方は頻繁に履いていると台が割れてしまうということもある。特に走るのに使う場合は注意が必要だ。

普通の一本歯下駄と違うのは、歯が差し歯ではなく、台に歯を接着する形で固定しているという点。歯が抜けるのは稀だと思うが、長期間使っていると歯が圧縮されて薄くなるということも知っておこう。

通常の一本歯下駄なら、歯の木目は正面から見ると縦に入るのだが、ラボワンシリーズと一休に関しては木目は台と同じで横に入っている。耐久性の面では普通の一本歯下駄に比べるとやや弱くなるのは仕方ないが、あくまでも消耗品というふうに考えていただきたい。

運動経験のない方ほど使いやすいであろうし、普段履きでも散歩での使用でも十分運動効果が期待できそう。何よりも一本歯下駄の高さに不安がある方は、まずこのラボワンアルファで一本歯下駄に馴染むのがお勧め。

総合的に見て、この価格で楽しめる一本歯下駄としてはコストパフォーマンスは高いと言える。

★ラボワンαのご購入はこちら

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*ライター:
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦



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