見出し画像

プライド高い反抗期男子の処方箋

就職で関西に行ってしまった息子福山が、これからどんな荒波にもまれるのか想像は尽きませんが、それはもう、親が出る幕では無く、息子福山が乗り越えるべき事柄で、その点は、もう、気にならない事柄です。

その為に、息子福山をここまで育ててきたんですもの。

アジフライは、一人っ子の鍵っこで、小学生の頃から、ちゃんとやる事をやっていれば何も言わないという親の言葉を忠実に体現してきた子供でした。

でも、その反面、他人に甘える(親に甘える)事が苦手で、困ったことがあっても自分一人で乗り越えられると耐える性格だったので、現在の持病を発症するまでに至った気がするので、子供たちには、手をさしのべる親でありたいと、子育てをしてきました。

さて、息子福山は、中学生の時に激しい反抗期で手がかかりました。

そして、プライドも高かったのです。

あとで知ったのですが、進学塾で優秀な子の中で学び、自らも理系科目の偏差値が69だったりと、プライドも高くなるであろう環境でした。

しかしながら、公立高校受験では内申点が幅を利かせておりますので、中学3年の時点で、公立高校合格を目的で、底辺の公立高校を受験させるか、ありあまる当日点と内申を掛け合わせて、ぎりぎり合格できそうな公立高校を受験させるか悩みました。

そんな訳で、チャレンジをさせるために、中学の個別指導塾では、高校生になった時にやりなおせるように、みっちり基礎を叩きこんでもらうよう投資をしました。

高校受験は、みごとに不合格で、部活の加点と内申点でどうにか合格できる滑り止めに通う事になるのですが、

その高校がまた、勉強意識の低いクラスメートばかりで、高校入学してすぐに、息子福山は、目覚めました。

入学してすぐの河合の模試の数学で、早稲田A判定を頂いて、しっかり、基礎固めは出来ていると確信しました。

そして、塾や予備校なしで、指定校推薦で理系大学に進学した訳なんですが、

これも思惑がありました。

塾や予備校選びには慎重にならなければいけませんが、優秀な塾や予備校では、すばらしく効率の良いカリキュラムが大人の手で作り上げられているものを高校時代に与えるのはどうかと疑問に思ったからです。

結局なのですが、息子福山が高校に入学してから、なにひとつ親として手は出しませんでした。

息子福山が自分で考え実行し、自立をしていったのです。

もし、高校受験で失敗をしていなかったら、今の息子福山はいないと思うんです。

大人の組んだカリキュラムで創られた地位を自分の実力であると錯覚したプライドの高い男子になっていたと思います。

実際、高校受験の失敗や指定校推薦に合格するまでの道のり、理系大学での留年を乗り越えて卒業したことなどのもろもろの体験は、大手企業に採用される際に有利に働いたのではないでしょうか。

手や口を出しがちの大学受験ですが、プライドが高く反抗期が強かった息子福山への処方箋はいかが?

それがあるから、今があるような気がします。


いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。