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セクシー田中さんの件

おととい、X(旧Twitter)で、たった2行の謝罪するポストが流れてきて、どういうこと?とちょっと気に留めた出来事があった。

そのポストが、『セクシー田中さん』の原作者である漫画家芦原妃名子先生のポストであったと、昨日の訃報とともに知る事となる。

芦原先生の今は消されてしまったXのポストでは、今回のドラマ『セクシー田中さん』の脚本が改変されまくりでかなりの重労働を強いられていた事をすごく感じた。

そして、9話、10話は、芦原先生自ら脚本を書く事になった経緯を綴るポストとなっていた。(魚拓で全文読みました。)

その中で、今回のテレビ局との窓口になっていたのは、プロデューサーのみであったとも記載されていた。

『セクシー田中さん』のスタッフは、以下の通りだ。

セクシー田中さんの日テレのHPより

今回の騒動は、『セクシー田中さん』の脚本家である相沢友子氏がインスタで、9話10話は自分が書いているものでは無いと、芦原先生を非難する投稿が発端の様である。

それらを受け、芦原先生は、わざわざXのアカウントを作り、もう消えてしまった今回の事情説明をする事となったようである。

おととい見かけた2行のポストを書き込んだ後、事情説明のポストとブログを消去し、行方不明となっていたが、昨日、芦原先生は自らの命を絶ち、帰らぬ人となってしまった騒動である。

『セクシー田中さん』を放送した日テレは、芦原先生の追悼のコメントを発表したが、相原氏のインスタが発端である事や、原作を大幅に改変した経緯など発表はされておらず、未だ、X上は、荒れている。

脚本家の相原氏の今までの作品を調べてみたのであるが、『ミステリーと言う勿れ』『ビブリア古書堂の事件手帖』など、原作のある脚本を手掛けてきていて、原作とかけ離れた脚本を書く事でも話題となっている。

このあげた2作とも、数回見たが、ドラマはリタイヤしている。

特に、『ビブリア古書堂の事件手帖』は、原作の小説を読んで、この小説の大フアンとなり、ドラマ化をすごく楽しみにしていた記憶だ。

だから、思い入れも強く、初回を観た時の、がっかり感は半端なかった。

特にダメだったのが、キャスティングであった。

今回、この話題を取り上げたのは、誰が悪いかの犯人探しをしたいわけでは無い。

今回、取り上げたいのは、原作ありのドラマの扱いである。

原作を守りたい原作者を孤独にはしていけないと思う。

面白い原作があるからこそ、成り立つドラマ制作なのだから、もっと原作者さんに寄り添った作品作りが出来ないのか、ドラマ制作関係者が考えなければいけないと思う。

『セクシー田中さん』の全編再放送がみたい。

特に、9話10話で、芦原先生の思いをかみしめたい思いである。

ご冥福をお祈りいたします。


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