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待ち針とチーズトースト、あと贖罪のカレー

(朝ごはん:チーズトーストケチャップ乗せ。台所掃除がまだなので適当)

前にも話したが、のてりあすは実の母に「この子は料理しかしない子で」と結婚の挨拶の時に言われたくらい片付けが嫌いだ。

しかしこの2年間家族と離れて暮らして、たまに家に戻ってくると最初の数日間私はひたすら掃除をしている。
生ごみを「燃えるごみの前日にまとめればいいよね」
洗濯物は「乾いたらカゴに入れて、それが一杯になったら分類する」
テーブルは「雪崩が起きたらなんとかする」
この、家族のギリギリ感が相容れなくなってきたのは、私が年を取って「スキル:清潔感」を身につけたからなのかどうなのか。

で、今回まず手をつけたのはリビングのゴミ箱本体。袋を入れてゴミを入れてゴミの日に袋ごと出すので、箱そのものを掃除する必要はない!というのがたぶん他の家族の主張。でもさ、なんか細かいクズが結構あるよ、一応拭き掃除しようよ、とアルコール除菌ティッシュで中を拭っていたら、とんでもない激痛が。
……待ち針!中に待ち針!つーか指に刺さった!何、これトラップ?
容疑者は一人しかいないので娘を問い詰めると、
「あ、あったんだ。燃えないゴミに移しとくね」
あんた、指からだらっだらに血を流してる母を見てなんか言う事ないの?!「あ、はい、ごめんなさい」不貞腐れてもいないが真摯な謝罪でもない、母の逆鱗に触れない程度の絶妙な度合い(その辺は20年の付き合いなので上手い)で逃げてった。
その後やってきた夫に、ちょっと!〇〇がゴミ箱に待ち針捨ててて!私に刺さって!と愚痴ると
「あ、刺さっちゃったんだ」
……え??
「なんか、針あるなーと思ってたんだけど、平面に貼り付いている分にはなんてことないから」
なんてことあるわ!!あんた医療系でしょ!!そういう発想が事故を招くんじゃ!!
「仕事でフェイルセーフ機能は使い果たしてて」
腹が立った&防水ばんそうこう貼ってあるけど指は濡らしたくないので、以後の家事はストライキ、夕飯も作ってもらった。

贖罪のチキンカレー

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