私が年老いたら、海沿いの小さな街へ引っ越して、そこで小さな書店を営みたい。そしてある季節にしか書店を開かない、という気まぐれさを貫き、毎日売り物の本を読み耽っていたい。少し乱雑に積み重ねされた本の壁に囲まれて、お客さんに声をかけられるまで気づかない、そんなおばあさんになりたい。

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