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きょうのわんこ(旅8、9日目)

・8月29日

思わせぶりな終わらせ方をした翌日、早朝に大きな音が鳴り響き飛び起きる。そう、ミサイル警報だ。だだっ広い公園でミサイルが来ると言われた所で逃げ場は無いというのに。朝食の食パンをもそもそしているうちに警報は終わり、最悪の寝覚めで一日が始まった。

せっかく海側に出てきたから海沿いに北上しようとしたが、調べてみるとなかなかきつそうな山道である。結局また内陸へと引き返し北上することに。途中に通りかかった川で石を投げて水切りして遊んでいたら後から来た釣り人のおじさんに軽く睨まれました。ああ怖い怖い。別に君の特等席ではないけどね!その後はたいした出来事も無く、当たり前のように道の駅に泊まってこの日は終了。

・8月30日

この日は岩手県盛岡市を通る予定だったので、ずっと前から気になっていたわんこそばを食べに行くことに。席に通されるとまずはわんこそばの説明。一人で挑戦する人もまあまあいるらしく、隣のテーブルに座るお兄さんとセットで店員さん一人がつくこととなった。またそばの味に飽きが来ないように様々な薬味が用意されていた。

念願の初わんこそばスタート。

店員のお姉さんの「はーい♪まだまだ♪どーんどん♪」という軽快な掛け声とともに結構なハイペースでそばを投入してくる。最初のうちはまだまだ腹にも余裕があるのでそばを味わいつつ淡々とこなしていく。隣のお兄さんと少し雑談もしつつ、二人とも余裕を残しつつも100杯突破。しかし程なくして隣のお兄さんはリタイア。ここから地獄の始まりである。店員さんが二人分のそばを交互に入れていたのが一人に集中したためペースはほぼ倍となるのだ。その後もしばらく奮闘したが、満腹を超えて若干具合が悪くなったのでついにギブアップ。

食いも食ったり213杯。店員さんいわく15杯で約1人前とのことなので約14人前食べたことになる。そりゃ具合も悪くなるわい。

100杯達成の記念品に加え、200杯を超えた猛者は帳簿のようなものに記帳するらしく、しっかりと店に名を残してきました。ちなみにこの日だけで俺の前にすでに二人達成していたので若い人なら案外達成できるのかなと感じた。そしてこの店の最高記録は女性のフードファイターで500杯以上食べたそうな。化け物か。

初めてのわんこそばに満足しつつ旅を再開したが思うように速度が出ない。どうやら満腹は運転に支障をきたすようだ。この教訓はいつかどこかで活かされるに違いない。そんなことを思いつつもまあまあ長距離を走り、青森県の道の駅さんのへでこの日の旅は終了。

着きそうで着かない北海道。

8/29 走行距離 89.89km

8/30 走行距離 128.93km


自転車旅のまとめ