・８月２２日

前回のあらすじ

酢飯、ダメ、ゼッタイ。

旅3日目の8/22、初めてのテントでの朝を迎え、少しはましな睡眠が取れたと思う。ダラダラと出発の準備をしていると、おじいさんに話しかけられた。いかにも自転車旅行！という感じの大荷物でいるとそれだけで話しかけてきてくれるんだね。

この日は特に神社に寄る予定も無かったのでひたすらに北へと突き進んだ。途中でガ〇ダムのようなオブジェを見かけたがきっとガ〇ダムではないのだろう。そしてこの日も夕方から雨に降られる。コンビニに緊急避難し、今夜の宿泊地を探す。ところがどっこい、周囲10kmには道の駅どころかホテル、ネットカフェすらない…。

twitterに絶望の言葉を呟くと、親切なフォロワーさんから「カラオケに泊まれば？」とのアドバイスを受ける。普段全くカラオケに行かない自分にとってはまさに青天の霹靂。急いで周辺のカラオケを検索する。ところがどっこい、どこも閉まるのが早く、とても泊まれるような場所が無い。結局、夜の大雨の中で約20kmほど離れた道の駅を目指すこととなった。

雨の夜道を走るのは予想以上の恐怖を伴い、大型トラックが横を通るたびに爆音に怯え、下り坂に差し掛かれば全力でブレーキを握り締め、のろのろと下っていく。そしてそんな恐怖に打ち勝つための打開策として、なぜか歌い始める。曲目は「およげたいやきくん」

しかし誰にも聞かれる心配の無い道を走っていたのが災いして、歌に夢中になりすぎてしまい、途中で曲がるべき道をスルーしていたことに気がつく。もうたい焼きなんて嫌いだ。

途中、コンビニでおじさんに励まされつつ、なんとか道の駅に到着。なんと屋内の休憩スペースが24時間開放されているではないか…！初の屋内に安心しつつ、この日は旅を終えた。

教訓

下手に屋内で休むくらいなら外でテント張ったほうがゆっくりできる。

8/22　走行距離　122.81km