マレーシア生活④

担当者に内見に行きたいかと聞かれ
そりゃ当たり前だろと二つ返事をし
ドライバーを出してくれることに。

一応マレーシアに来る前に
家の探し方や注意点を予習していた。
しかし全く意味がない。
田舎だから世に蔓延る情報が全く当てはまらないのだ。
大手の物件情報サイトで1件もヒットしないくらい。

担当者からは、
アシスタントなしでとは言われていた。
事前にFacebookと
私からは見つからなかった物件サイトの
リンクのみが送られてきて、
そこからどう探すのかは指南してもらえなかった。
初めはてっきり不動産会社にでも
ドライバーに送ってもらえるのかと思ったが
住所を聞いても
大学関係者が多く住むエリアの名前のみで
多分何も考えていなかったんだと思う。
結局スーパー助っ人(知人)が
内見に付き合ってくれることになったから
ドライバーをキャンセルしたが、
もしこれ仮にプランAで行っていたら
終わっていた。
詰んでいた。
泣いていた。
絶望していた。
多分マレーシアを嫌いになっていた。
心が折れていた。
と思うと恐ろしい。

担当者か送ってくれたリンクの
 Facebookの方は個人間で物件のやり取りをするもので
譲よりも求の割合が圧倒的に高かった。
The現地のネットワークという感じで
アメリカで十分 Facebookコミュニティの恩恵は受けたが、
さすがにここから探すという選択肢にはならなかった。
Allマレー語だったし、何件かかけてみた電話も
ことごとく不発だった。

もう一つの物件サイトは、
初めて検索結果が0ではなかったが
検討に値する借りられそうな物件は
限りなく無しに等しかった。
例えば、一軒家もしくはホームステイばかりで
予算も遥かに上をいくものばかりだった。
ファミリーで住むなら断然安い。
月5万で一軒家が借りられるのだから。
けど一人暮らしには空間を持て余すし、
選択肢からは除外された。
個人的にはホームステイでもいいけれど
今回は学生として行くわけではないし、
どうなのだろうと思ってやめてしまった。
限りなく0に近いアパートやコンドも
オーナーに電話したらあっさりFullと言われたり、
なんやかんやで内見までも至らなかった。
収穫皆無。
頼みの綱であった
担当者からのリンクも全く意味を成さず
こいつは一体どうなると思って送ったんだと
思ったが考えるだけ無駄などでどうしようか考えた。

一度大学関係者が住むエリアに
行くだけ行ってみた。
バスが何台も行き来しているのは確認した。
確かに足はある。
だか、臭い。
サルもいて明らかに衛生環境が悪い。
現地の生活水準に合わせたら
普通だとは思うが、
知人とここはないなと悟り、
いよいよ打つ手がなくなった。

そこで韓国ではコシウォンや不動産を見つける時に
度々道の電柱や壁に貼ってあるチラシを使う
ことを思い出して人が集まりそうなバス停に行ってみた。
期待通り、そこには2枚の張り紙があって
1枚は不発、でも2枚目は割と物件数を持っていそうな
不動産会社に繋がった。
WhatsAppにはオートのフォームが出てきて
条件を記入して送ったら
早速悪くなさそうな物件が送られてきた。
立地は申し分ないし、シェアハウスだが
価格も悪くなかった。

今はまだ色々交渉中だが、
まさかの張り紙という一番古典的な方法で得たものが
一番有力になるのかと驚いた。

今日を通して何度感情の波に飲み込まれそうになったか。
なんとかなると知人に言われ
気持ちが楽になった。
実際なんとかなるは真理だし、
自分自身を救ってくれる言葉として
落とし込みたい。
座右の銘はTry and Errorだけど
なんとかなるも自分の根幹にしていきたい。

毎回ネガで終わる(笑)
オヤスミ

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