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M2 Mac miniを買った。

AmpliTubeは結構メモリを食う

Macのメモリが8GBだと音楽関係は苦しい、16GBは欲しい。

これを書いているのは2024年の3月の最終週です。
私は2021年にM1のMacが発売されたときにIntel MacBook ProからM1 MacBook Air (8GBメモリ, 256GBストレージ)に買い替えました。
日常のあれこれは、このMacBook Airでほぼ問題ないのですが、音楽関係では少し苦しく感じていました。特にメモリが足りません。具体的には、IK Mutlimedia AmpliTube 5のスタンドアロンアプリを起動してSafariでYouTubeの動画を流して一緒に演奏するのでギリギリぐらい、Native Instruments MaschineでAmplitube 5をプラグインとして使用しようとすると動きが怪しいので使ってません。また、ストレージについても音源データがあまりインストールできなくて不満でした。
そこで16GBメモリ, 512GBストレージ以上のMacに買い換えたいと、しばらく前から思っていたのですが、春になったら新しいMacが発売されることが予想できていたので待ちの状態でした。

そして今月の頭にM3 MacBook Airが発売されました。
AppleのWebサイトで16GBメモリ、512 SSDストレージにカスタマイズしてみると今使っているM1 MacBook Airを下取りにしたとしても20万円近くかかってしまいます。これならいっそM3 MacBook Proにした方が良いのではとか色々と悩ましい。また、以前から4Kモニターとマウス、キーボードをKVMスイッチを使ってMacBook AirとWindowsノートPCで共有していたので、これらを流用してMac miniを買い足すのが安上がりになるとの判断もありました。
そこでM3のMac miniを期待しつつ、毎日AppleのWebサイトで整備済製品をチェックしていたのですが、ある日M2 Mac mini(16GBメモリ、512 SSDストレージ)が安く出ているのを見つけました。

M2 Mac mini (16GBメモリ、512 SSDストレージ)で全然余裕。

M2 Mac miniは注文した翌日に届き、これまでM1 MacBook Airに繋いでいたUSB-Cケーブルを繋ぎ変えただけですぐに使えるようになりました。
Amplitube 5を動かしても全然余裕です。
音楽関係はM2 Mac miniで、M1 MacBook Airは持ち運べて便利なのでWebブラウズとかメールとかの日常的な作業に使い続けることにしました。

2台のMacを運用する。

私は前世紀からのMacユーザーですが、最近は新しいのを買ったら古い方は割とすぐに処分していたので2台運用は久しぶりです。昔と比べたらMac間の連携機能が増えて大変便利になっています。しかしながら、気になる点がいくつかあったので共有します。
なお、現在使用しているmacOSは共に14.4.1(Sonoma)です。

IK Multimediaのアプリケーションをダウンロードする先はデフォルトから変更しよう。

多くの人が「書類」フォルダとデスクトップをiCloud Driveを同期する設定にしていると思います。IK Multimediaのアプリケーションをインストールする際には以下の点に気をつけてください。

  • IK Product Managerのファイルダウンロード先の設定をデフォルトの「書類>IK Multimedia」の下ではなく、iCloud Driveの対象外(「書類」フォルダやデスクトップ以外)のフォルダに設定しておくこと。

デフォルトでは、「書類>IK Multimedia」の下にダウンロードされます。自分で削除しない限り全てのバージョンが保存されるので、ダウンロードを繰り返すとバージョンアップの度にiCloud Driveの容量を使ってしまいますし、うっかりこれらのファイルが必要の無いMacにも同期されてしまうこともあり得ます。ファイルは同期の対象ではないフォルダにダウンロードしましょう。
なお、「書類>IK Multimedia」フォルダの中にはダウンロードファイルだけではなくアプリのファイルもインストールされますがサイズは小さいので気にしなくても大丈夫です。AmpliTube 5の場合はプリセットのファイルがインストールされますが、AmpliTube 5 MAXで合計165MBほどです。

Mac miniとiPhoneカメラの連携には一手間必要。

MacのFaceTimeやPhoto Boothなどのカメラを使うアプリでは、iPhoneのカメラを使うことができます。
ところが、Mac miniでこれらのアプリからiPhoneのカメラを選択するためには次の準備が必要です。

  • 一旦iPhoneをケーブルでMac miniに接続する。

これでアプリからiPhoneのカメラを選択できるようになります。一旦認識させてしまえば、システムを再起動するかiPhoneから切断操作をしない限りケーブルを取り外しても無線で連携できます。
なお、本体にカメラを内蔵しているMacBook Airではこんなことはしなくても良いです。Mac miniにWebカメラを接続していれば同じく何もしないでiPhoneのカメラが使えるとの情報もありますが、私は確認していません。
これって仕様なのかバグなのかどっちでしょうね?

複数のMacでキーボードとマウスを共有する際、左利きの人は注意。

複数のMacでキーボードとマウスを共有することができます。例えばMac miniのマウスカーソルを隣に置いたMacBook Airにシームレスに移動して、Mac miniのキーボードとマウスで操作することができます。とても便利です。
しかし、左利きの皆さんには罠がありますので注意してください。

  • Macの1台にWindowsでも使う2ボタンのマウスを接続。

  • キーボードとマウスを共有する全てのMacで、マウス設定では左利き用(「副ボタンのクリック」を「左ボタンのクリック」)に設定。

この状態でマウスカーソルをリモート側のMacに移動させると、カーソルがリモート側に移動している間、マウスボタンの設定が本来の逆の右利き用(「副ボタンのクリック」が「右ボタンのクリック」)に変更されてしまいます。うわあ、使いにくい。私の場合はMac miniにキーボードと2ボタンのマウス(実際にはサブボタンがたくさん付いているが設定も使用もしていないので無視)を繋いでMacBook Airをリモートとして操作した場合にこの現象が発生します。

これを回避する方法は次の通りです。

  • リモート側のMac(私の場合はMacBook Air)のマウス設定では右利き用(「副ボタンのクリック」を「右ボタンのクリック」)に設定する。

なお、Macのマウス設定を変更するためには、対象のMacに直接マウスを接続して「設定」アプリにマウスのメニューを表示させる必要があります。

昔の出来の悪いリモートデスクトップや仮想化ソフトにあった、マウスボタンの物理的な位置と主・副の設定を混同してしまうやつですね。私はMacBook単体ではマウスは使わないので上の回避策で問題無いのですが、マウスを常用する人には困りますね。さすがにこれを仕様と言うのは苦しいのでバグでしょう。早く直してほしいものです。

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