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酒蔵松尾in長野県信濃町

もう少しで新潟県という長野県の北の端、信濃町で唯一の酒蔵、松尾。

ご覧の通りの小さな酒蔵。

店舗のショーウィンドウもご覧の通り。
商品は一目瞭然。


松尾で扱っているお酒

でも、全国新酒鑑評会で6度も金賞を受賞するような酒を作っている。

酒造好適米に誇りが見える気がする

ロンドンのIWC(インターナショナルワインチャレンジ)の酒部門でも2度銀賞を取っている。

海外の品評会にも挑戦しているのだ。

創業は明治8年。

歴史のある酒蔵だ。

ほら、そんなに大きな酒蔵ではないでしょ

酒専用の米も開発し育てている「山恵錦(さんけいにしき)」という

普通の米より米から出ている棘が長い。

「昔は、ここは、戸隠から流れてくる川の底だったので、今でも、湧水が豊富なんです」
「お米のできは、収穫するまでわからない。暑すぎてもだめ。寒すぎてもだめ」

戸隠山から流れてくる水を利用して麓に自前の田圃を持っている

収穫前の写真

大量生産や通信販売などの波に乗らずに、地道にお酒を作っている。

壁には
「職人従業中、面会謝絶」
の文字が見える。

「昔はね、他所から変な菌が混じらないように面会謝絶だったんですよ」

歴史を感じる。


分業して、アウトソーシングして、
仕事が専門化、深化していく中で、
自分のしていることの全体像が掴めない。

そんなことを把握しようとしていたら膨大な知識と時間がいる。

せいぜい、前工程と次工程ぐらい把握していればいいほうだ。
なんていう時代に、
米作りから仕込み、販売まで、無理のない範囲でしかし全責任をもって作られている酒。

わたしは、ほぼ下戸だけど、このお酒はちょっと味わってみたい気持ちになる。

ハックマンとオルダムが書いたモチベーションの数式

MPS(モチベーションポテンシャルスコア)

   スキル多様性+タスク完結性+タスク重要性
= ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー × 自律性×フィードバック
             3

という式のタスク完結性(初めから終わりまでの全体を理解した上で関われる仕事であること)の意味を再度考えてしまう。


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