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呼ばれる人材になる #南場智子さん

こんにちは。
小林佳奈です。

先日、DeNAの南場さんのお話を直接聞ける機会をいただきました。
南場さんの「不格好経営」も過去に読んだことがあり、とても共感する部分が多くファンになっていたため、直接お会いできて幸せな時間でした。

マッキンゼー出身で起業し一部上場の企業を創り上げた方なので、かなりキレキレな方だというイメージを持っていましたが、
お話する姿はとてもチャーミングで物腰柔らかく親しみやすい印象。
もともと南場さんには好感を持っていましたが、ますます南場さんのファンになっちゃいました。

ただ、お話してくださる言葉ひとつひとつが明確で、言葉の重みや裏にある経験値や重みも感じずにはいられません。

南場さんについて簡単にプロフィールをご紹介。

南場 智子さん
1986年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。
1990年、ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得し、1996年、マッキンゼーでパートナー(役員)に就任。
1999年に同社を退社して株式会社ディー・エヌ・エーを設立、代表取締役社長に就任。
2011年に代表取締役社長を退任。
取締役を経て、2015年6月、取締役会長に就任。2017年3月、代表取締役会長に就任(現任)。
DeNA HPより)https://dena.com/jp/company/officer.html

仕事の単位が会社ではなくプロジェクトに!

「これからの時代は、仕事は会社単位ではなく、プロジェクトベースになる」とおっしゃっていました。
会社の枠を超えて、プロジェクトの目的に合わせてベストな人材を選ぶ。

これまではどの会社、どの組織に入ろう?と選ぶことが多かったものが、これからは1つの組織にみっちり属してその中でコトをなすのは少数派になると。目標の達成に向けて最適なフォーメーションを組み目標を達成して成果を分かち合う。DeNAではすでにこのようなプロジェクトベースでたくさんの仕事が動いているそうです。

確かに、新しい事業や分野にチャレンジしようとするときに、身近にいる人だけで一緒にやろう!というのは限界がありますよね。変化のスピードが早い今の時代に柔軟に対応できるチームづくりは理にかなっている。
終身雇用の時代は、そもそも組織の在り方という側面からも崩れていくのかもしれないですね。

呼ばれない人材→呼ばれる人材→呼ぶ人材に!

上記のプロジェクトで目的単位でベストな人員が集められるときに、自分が呼ばれる人材であるかどうかが大事であると話されていました。
呼ばれない人材は、そのうちAIに代わるか、AIに使われるとおっしゃっていました。(←心に沁みる。。。)

呼ばれるためには、組織に関係なく「こと」をなせる人材になることが重要。この人に任せればできるよね!っていう人材。役職や肩書ではなく、この人に任せれば目標達成してくれるかどうか?を求めらるのだと。

そしてさらに、呼ばれる人がパッションを持つと、今度は呼ぶ人材(巻き込む側)になっていく。

西野さんの「新世界」の中でも、これからは「人」で選ばれる時代だということが書いてありましたが、まさに選ばれる人であるか否かがこれからの時代のKEYになってきていますね。


思いっきり仕事できてる?やりがいある?

人を育てていく上で、DeNAで常に社員に投げかけているのがこの「思いっきり仕事できてる?やりがいある?」だそう。
人は、自分のキャパギリギリオーバーにチャレンジしていく中でストレッチして成長していくからこそ、仕事の量や内容もその人にとっていまベストなのか?というのを見極めているとのこと。

「DeNAのブランドがなくても、世の中に通用する人に育て上げる」というお話もされていて、一人ひとりが最大限力を発揮して成長していくことにコミットしてるから、ヒトも会社も右肩上がりに成長し続けるんだろうなと感じました。

伝わってくるのは誠実さと愛情

起業してから大事にしている価値観はなんですか?と南場さんに聞いたら、「誠実さ」とおっしゃっていました。嘘をつかない。失敗をしたら誠心誠意対応する。その姿勢から信用信頼を紡いで今のような結果を作っていらっしゃるんだと感じます。

また、南場さんの話の節々に、会社や一緒に働く仲間、そしてお客様に対する愛情を強く感じました。本当に好きなんだろうな~って。その「好き」が周りを惹きつけるし応援されるし一緒に頑張りたくなるんだろうなと思いました。

南場さんのような、強くてしなやかで、まわりを幸せにする女性になるために、今日も全力でチャレンジしていきます。

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