客観的なポジションからみたら、子どもの能力がみえてきた~状況を違った見方(リフレーム)することで未来に意識が向いた瞬間~

小児科医であり3人の個性的な子どもの子育て中でNLP(神経言語学的プログラミング)を勉強中の私が日々気が付いたことを書き留めているnoteです~

小5の秋から自分の意志で塾通いを始めた次男とのやり取りを紹介します。

いまどきの小学生は普通小4から3年間塾通いをして中学受験をするのが一般的。小5の秋から塾通いはどう考えても遅い。

土曜は授業の補講と自習をしにおいでと先生からは言われていましたが、初月は1回しか行けず・・・
塾通いが始まって1か月
家族会議をして、「土曜は必ず行く」という約束をした今月。

土曜日コロナの影響で学校がある次男
学校帰るなり「今日は塾行かない・・・行かなくていい?」と
私は「行くって約束しなかった?ママは行かなくていいとは言えないよ」と伝えます
しばらく、ごねて、観念したかと思いきや
「俺行くわ・・・。遊びに。」と家を飛び出していきました。

なんなんだ~この子は・・・
私は「自分で決めたことはやりとげる」ということを大事にしています。
「なに~?約束を破るとは何事だ。ただでさえ受験には1年半の遅れをとっているのに。許せん!!!」と怒り心頭の私です。

夫に「約束を守らないって、私は許せないんだけど・・・」と自分のポジションから怒りを話しているうちに
次男は今日どういう気持ちだったのだろう?と次男のポジションで彼の思いを感じる自分になりました。
「どうしても遊びたかった?彼になにがおきたのだろう・・・・?」
そしてその次には怒っている私とそれを意にかいさず遊びに行ってしまった次男を客観的にみるポジションに移動しました。
すると
「次男は親に駄目といわれても、自分がやりたくなかったらやらない。自分の思いを貫く強い意志をもっている・・・・」ということに気が付きました。

誰かに話を聴いてもらう。思いを受け取ってもらえると怒りは小さくなり、状況を客観的にみる目線にたどり着ける・・・
話すは自分から事柄を離すとはよく言ったもんだ。。。と感じます。

そして、たっぷり遊んで帰ってきた次男のところへ塾の先生から電話が・・・
先生は子どもが塾に行かなかったことには触れず、宿題はどこまでできてる?と聞いてくださり
「来週、宿題みるの楽しみにしているね」と声をかけてくださました
ありがたい~

これをこのままにしてはいかん!!
「今日家族会議するよ」と伝えると、「あ~塾のことか・・・・」と呑気な次男

「ママは約束を守らないってすごく嫌なんだけど・・・」と伝えた後に

「これはさ~ママがすごいな~って感じてることなんだけど。
ママやお父さんが約束したから塾は行くんだよ言っても、それを聞かずに行かないって自分の思いを貫き通すあなたってすごいよね」
と自分の価値観を横に置いて、客観的なポジションから見た次男の姿を伝えました。

すると「う~ん。それがいいほうに働けばいいんだけどね~。俺は信長なんだ・・・。」
歴史を習っている次男。例えが面白いし、自分でもわかってるんじゃないのよ。まったく・・・・。

「今日は学校で疲れちゃったし、塾の宿題が今日までだと思っていて終わってなくて怒られるかもと思ったら行きたくなかったんだ。でも先生電話で怒ってなかった。それに宿題の提出は来週だった・・・。来週からはちゃんと行く」

状況を客観的にみて、リフレームをして伝えたことで、次男は自分の思いを語り、未来を語りました。

怒鳴っても、叱っても言うことは聞かないし、嫌な空気感が漂います。
あなたの能力はこんなとこにあるよね・・・と伝えること
その人を丸ごと受け取ることで、人は未来を向けるんだ・・・

親の私は
自分の感情を誰かに共有してもらって、一度自分から離すと
自分の感じる知覚位置(ポジション)を変えられる。
知覚位置が変わると、出来事や相手の味方が変わる。リフレームできること。
リフレームできると、かける声も変わる。

塾の先生の対応もまさにそんなイメージでした。

自分の感情も大事にしながらフラットな目線を手に入れる。
これ、大事にしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?