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箱根駅伝と小涌園のお話by池井戸潤さん

今年も一年最初の楽しみとして、箱根駅伝を満喫させていただきました。

私にとっては、一人の駅伝ファンとしてレースを楽しませていただくことだけでなく、5区・6区の小涌園前をテレビで見ることで、自分の「社会人として礎」を作ってくださった「箱根小涌園での学び」を思い出させてくださる貴重な機会になっております。

小涌園は、箱根駅伝でスタートゴール・中継所以外で、唯一アナウンサーさんが中継される場所になります。なぜ、小涌園だけ?というお話を、年末の箱根駅伝の特別番組で「池井戸潤さんからの手紙」ということで取り上げられました。

日本テレビで箱根駅伝を放映するとなった年の9月、箱根に詰める300人のスタッフの宿泊場所が確保できてないということが判明し、このままでは放映できないという大ピンチになったそうです。その際に「大広間で良ければ使ってください」と快く箱根小涌園が受け入れた。迎えた本番、番組では、ほとんどの通過地点を地名で伝えますが、箱根小涌園の前を選手が通過する際は「箱根小涌園前」と呼び、ホテルの名前を連呼することで感謝の意を表した。100回大会のレースもたくさんの感動を呼ぶでしょう、その感動を伝える側にも数々のドラマがあります。箱根駅伝を楽しみましょう。

という「お手紙」でした。

箱根駅伝での小涌園の話をする際に、たまにお話しさせていただくエピソードでしたが、改めて、こうして取り上げていただき、とても誇らしい気持ちになりました。ありがとうございます。

そして、その番組の司会のウッチャンが、「もっと名前を呼ぶ機会が増えるかもよ、『向かい側がユネッサンです』とか、『コーヒー風呂があります』とか」というお話をしていただいたのが、また、自分にとって胸が熱くなる話でした。ウッチャンは、「内村プロデュース」という番組の撮影で、何度も箱根小涌園・ユネッサンを利用していただいております。箱根駅伝の中継で名前を呼んで感謝の意を述べたというように、数十年前のご縁(この後もあるかもですが)の小涌園の施設についてお話しいただいたこと(ウッチャンの本意はわかりませんが)に、録画を見ながら、本当に涙が止まらなくなりました。

さぁ、明日からの新年のお仕事だ。2024年も「箱根小涌園での学び」を今一度思い出し、頑張ろう!そして、今年は、それに加えて、「感謝」「ご縁」を改めて大切にしよう!と学ばせていただきました。

ありがとうございます!さぁ、あすから頑張ろう!

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