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英語の授業は楽しいですか?

noteで知り合った4人のみなさんと#日本の英語教育を考える としてマガジンを始めましたが、今回のお題は「授業」。

私の英語との付き合いは、ごくごく普通の日本人として、中学校に入ったときに始まりました。それまで、海外に行ったこともなかったしましてや帰国子女とかでもハーフでもありません。ただ、日本って横文字横行しているじゃないですか、曲のタイトル、歌詞から商品の名前まで。間違っているものも多くてああいうのをJapangrish とか言いますけど、ああいう横文字が気になっていて、海外の人達とお話してみたい、という気持ちが強くて、中学に入ったら英語の授業を始めることが一番楽しみでした。

最初の英語の先生が誰だったか、記憶が曖昧なのですが、よく覚えているのは、JETの先生がいたこと。かれこれ20年以上も前のことですが、当時からいたんですね。。。JETと呼ばれていたかは不明ですが。。。ちょうどバブル期と重なっていますし、このあと多くの外国人が英語教師として日本入りすることになります。(余談ですが私の前夫はJETではありませんが今では潰れた某英会話学校チェーンで教えるために日本に来ていて、知り合いました。)

その先生のことは良く覚えています。カリフォルニア出身の日系アメリカ人の若い女性で、ドナさんという名前でした。茶色いストレートのボブの髪型で、服装が大きなひまわりプリントのスカートをはいていたりして、田舎の中学生だった私にはとても新鮮に見えました。

週に一回彼女が英語のクラスにやってきて、発音や会話を教えてくれましたが、もうそのクラスが楽しみで楽しみで。休み時間も質問を見つけては話しかけていました。

そういえば今思い出したのですが、当時マドンナが、"In Bed With Madonna”(今考えるとすごいタイトルだ。でも当時の私は特に何も思わなかったw)という今で言うリアリティ番組の先駆けのようなドキュメンタリー映画を出していて、ドナ先生とはよくアメリカの歌手や映画の話をしていたので、その映画に出てきたマドンナの台詞で(取り巻きのダンサー達に向かって)

"Are we R or X?”

それに周りのダンサー達が

 "X!!"

と答えるシーンがあって。あれってどういう意味?って聞いたら、映画の指定のお話でした。「大人向けの映画だとRの指定がついて、子供は見れないんだけど、Xってそれよりきわどい映画のことよね〜」とか。

ハッキリ言って、教科書には絶対でてこないトピックですが、こういう友達のように接することができる先生がいたことで、何かわからないことがあればいつでも質問できたのは大きいと思うし、何より話すのが楽しかった。

やっぱり、コミュニケートしたい相手がいるというのはすごいモチベーションになるんですね。「良い大学に入るには○○点必要だからがんばれ」って言われるのとは、モチベーションのレベルが違うと思うんですよ。

小学生の時点で英語塾に通ってたりしなければ、普通中学生の時点で英語を始める時、みんなスタート地点は同じじゃないですか。(その子それぞれの学力は別として)その始めるときに、英語って楽しい、って思ってもらうことがすごく大事だと思うんですよね。

覚えているのが、同級生で「え〜、○○(私のこと)、英語できていいなあ。私なんで馬鹿だから、全然英語わかんない」言ってた子がいたこと。

↑この根拠は一体どこにあるのでしょうか。中学生ですよ。英語満点取ってハーバードとか東大とかに行きたい人ならそれなりの点数を取らないといけないと思いますが、中学校一年生でこういうことを言うのって、周りの影響の気がするんですよね。親が「お母さんもう全然英語ダメだから」とか言っちゃっている。お母さんが出来ないのは良いから、子供も無理とか、言わないであげて欲しいですね。まあ、日本は「教育ママ」を生み出した国ですから、逆のタイプで子供が英語やりたくないっていうのもあるかもだけど。。。

最近の日本の学校には英語ネイティブの先生沢山いると思うんですけど、どうでしょうか?せめて小学生、中学生には「英語って楽しい」と思える授業をして欲しいですね。


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