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ビクトリアに来たことは。

日本も北米東海岸も寒波がすごいみたいですね。みなさん大丈夫でしょうか。

私が住んでいるビクトリアは、Pacific Northwest(PNW)というエリアに入り、全く今回の寒波とは関係なく、おまけにこの数年は暖冬。最後に雪が降ったのはもう2,3年前です。カナダというと、ものすごく寒い、と思われる事が多いのですが、それはアルバータとかサスカチュワンとかマニトバ州の話で、私が住んでいるエリアはカナダでも最も暖かいエリアで、下手すると日本より温かいことも。手元のiPhoneによると、今日は9℃だったそう。この数日は10℃過ぎていた日もありました。

カナダってやっぱりでかい国なんです。もう20年近く住んでいますが行ったことない州もまだまだ沢山あるし。昔ある知り合いと話していた時のこと。

彼女はルーマニアかそのあたりの出身だったのですが、里帰りする、と言うので、「飛行機でどのくらいかかるの?」と聞いたら、確か9時間とかそんなものだったと思うのですが、そのとき印象に残った彼女の答えは「でも面白いのが、その飛行時間の半分以上、カナダの上を飛んでるのよね」というものでした。西海岸出発だとそりゃあそうだ。

(写真はビクトリアの観光名所、ブッチャートガーデンの紅葉)

ビクトリアはカナダ最西端のBC (ブリティッシュコロンビアの略)州の州都で、お役所と大学、そして観光の街。アメリカの西海岸と同じように、リベラルで健康的な人が多い。ヒッピーぽい人も沢山。LGBTは当たり前だし、アジア人も多い。20年前、初めてカナダに来たときに東のオンタリオ州(前夫の実家)を訪ねていたら、小学生の子供が沢山集まってきて、「私、日本語知ってる!コニチハ!」とか言われたこともあったが、そういうことはBCではまず無い。(もちろん、それは20年近く前の、オンタリオの田舎だったからというのも理由だと思う)

カナダのことをろくに知らないまま前の夫と結婚してBCに来たけど、それは彼がたまたまビクトリア大学に行った関係で、コンドミニアムを持っていたからで、彼の出身が日本人なんて一人もいない、極寒の田舎町だったら、私の人生はだいぶ違ったものになっていただろうなとよく思う。その辺は、すごくラッキーだったのだ。

ここまで波瀾万丈で、辛いこともいっぱいあったけど、良いことも沢山あった。人生って、偶然の積み重ねだと思う。自分の人生に、文句なんてつけられないよなあ。



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