『秘境探索〜540億円の遺構を追う〜』その⑥(東の沢ダム〜美河林道ゲート)

画像1 東の沢橋から眺める空。うん、真っ暗!さて、早く宿泊地を見つけなきゃ、、、。そう思い歩き出した途端、空からパラパラと滴が落ちてきた!ハァ〜〜〜、、、またかぁ😭
画像2 ヘッドライトを消すとこんな感じ。
画像3 雨の中でテン泊はなんだかなぁ〜。、、、ん?そうだ!昨日雨宿りした小屋があったんだ!!ここしかない。これ以上の場所もない!そう思った私たちは早歩きをして下流へと向かう。1時間近く歩き、暗闇の中にひっそりと佇む小屋に到着。時刻は20時半。ようやく本日のロイヤルスイート(ただの車庫)にチェックイン!壊れた重機の廃材に薪を乗せて暖をとる。ホッ、、、。
画像4 恐怖と不安から解放されると、急に腹が減ってきた。すぐさま遅めの晩ご飯を。今夜はゆで時間が短い即席パスタ!
画像5 そしてナポリンサワーで乾杯!エネルギーが枯渇していたためか、ほぼ一気飲み。
画像6 食後はカルパスをつまみながら日本酒を。
画像7 焚き火を前に語らう私たち。千石トンネル探索に始まり、シビチャリ12号橋の点検路、2回連続でヒグマに遭遇、東の沢ダムでまさかの引き返し、雨が降りしきる真っ暗な林道、、、結果として無事だったからこそ笑い話になるのだが、このように想定外のことが起きるのが秘境だ。その危うさも魅力の一つであるけど、勇猛と無謀は違うものだと反省すべき点があるのも事実だ。
画像8 今夜の寝床は地面。シャッターなどない車庫なのでほぼ野宿である。とにかく疲れた、、、いや、それ以上に楽しい一日だった。おやすみなさい😴
画像9 明くる日の朝。屋根にザーザーと当たる雨音で目が覚めた。時刻は5時。こりゃちょっと無理だなと思い、再びシュラフに潜り込み二度寝をする。次に目が覚めたのは7時前。よくやく雨が上がり、初夏の陽光が大地を照らす。私たちは朝食を済ませ、出発の準備にかかる。
画像10 小屋を8時に出発。濡れた森林独特の香りが何とも心地よい。
画像11 高見橋が見えてきた。
画像12 ここを左に曲がり三石ダム方面へ。いよいよ日高横断道路ともお別れだ。
画像13 夢のような世界と現実の世界を繋ぐ高見橋を渡る。次はいつ訪れることが出来るだろうか?
画像14 初夏の柔らかな陽光、生命感溢れる瑞々しい新緑、どこまでも深いエメラルドグリーンの湖面、、、日高の全てが私の心を捉えて離さない。
画像15 この崩落箇所を過ぎると、初日にど偉い苦労をした大崩れ地点。
画像16 さて、やってまいりました大崩れ。
画像17 ここからの景色も本当に美しい。、、、ダメだ。下界に帰りたくなくなるではないか。
画像18 大崩れはほんの数十分ですんなり通過。時刻は11時半。美河林道分岐点に到着。
画像19 分岐点にあるゲートに貼り付けられている地図。×印が林道崩落箇所。
画像20 ほぼ休憩なしで歩き続けたためここで一息。
画像21 綺麗だな〜。
画像22 対岸を眺めてみると、ちょうど高見開拓跡地?が。もっと減水すれば全景が見られそうだ。
画像23 美河林道の登り口から眺める高見湖。この景色もここでお別れ。
画像24 美河林道の静内側は超が付くほどの急登。おまけに直射日光のオンパレード。体力を一気に失ってしまう。背後を振り返ると7Gさんもかなり体力を消耗したようで、歩行ペースがかなり落ちている。お互い励まし合いながらセタウシ峠のピークを目指す。
画像25 やっとの思いでセタウシ峠のピークへ。あとは下るだけだ。
画像26 木々の隙間から僅かに高見湖が見える。ここで本当のお別れだ。
画像27 登りと比較すれば下りはラクだが、危険性は下りの方が高い。油断せずに一歩一歩大地を蹴って進む。
画像28 14時前に美河林道ゲートに到着。この三日間で約70㎞は歩いたであろう。私たちの脚はすっかり棒になっており、アクセルを踏む脚はプルプルと震えている。早く温泉に入ってマッサージしたい。
画像29 途中、セコマで栄養補給。私はコーラとフライドチキン、7Gさんは大好きなカツゲンを購入。疲れた体に染み渡る。三石温泉は景色が良く、ついつい長湯してしまうのでした、、、。風呂から上がり、7Gさんとはここでお別れ。私は浦河方面、7Gさんは静内方面へ。楽しいお時間を、そして秘境探索に同行してくださいましてありがとうございました🔥

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