円陣

耳が痛いことを言ってくれるパートナーはいますか?

 連投173日目。

 昨日、「パートナーに耳が痛いことを言う上で、本当に必要な覚悟とは?」という記事をアップしました。
https://note.mu/pehosu/n/n967ae8fcbf22

 今日は、その続きです。

 昨日の記事の中で、「作りたい結果に対して誠実で、謙虚で、まっすぐであり続ける覚悟が、耳が痛いことを言う覚悟とも繋がっている」と述べました。

 あ、くれぐれも勘違いしないでほしいのは、耳が痛いことを言うというのは、「キツい(厳しい)ものの言い方をする」ということではありません。もちろん、その言い方がキツい場合もあるかもしれませんが、むしろ「伝える中身」が、言われる側が言われて「ドキッ」とするような直面的な内容を言うことを意味しています。

 さて、直面的なことを言われるというのは、避けたいと思うところでしょう。できることなら、そういうことを言われずに、自分なりに考えて仕事ができれば良いわけですが、自分がいい加減にしたり、気分に任せた部分があることを自分が一番よく知っています。

・さっさと処理しなきゃな〜と思いながら後回しにしたこと 
・これくらいはいいよね・・・と目をつぶったこと
・締め切りに間に合わせるために、チェックを怠ったこと
・相手をヘコませるために、意地悪な言い方をしたこと など

 自分でうっすらと気づいていることほど、フィードバックされた時に耳が痛い。

 しかし、よく考えてみると、そのフィードバックは、個人を攻撃するためではなく、あなたのパフォーマンスを上げるために、あなたがチームのメンバーから信頼を勝ち取るために、あなたのチームが仕事の結果をつくるためになされるもののはずです。

 中には、「あれは個人攻撃だ」と思うようなフィードバックをしてくる人もいるかもしれません。それが、個人攻撃なのか、チーム目線からのフィードバックなのか、その差は、「作りたい結果に対して誠実で、謙虚で、まっすぐであり続ける覚悟」があるかどうかで判別できるでしょう。

 その人が揺るぎなく、チーム全体の目線を失わず、チーム全体の影響をみた発言をしていたり、その人自身も自分の言動をチーム全体の目線から律しているかどうか。

 そのように律する人であれば、こちらがフィードバックをしても受け取るでしょう。そこで受け取らない態度があれば、個人攻撃の質が混ざっている可能性があるといえるかもしれません。

 少し話がそれましたので戻します。

 耳が痛いことを言ってくれる人は、作りたい結果に対して誠実で、謙虚で、まっすぐであるだけでなく、あなたに対しても誠実で、謙虚で、まっすぐであると言えます。だからこそ、耳が痛いことを言ってくれる人が、あなたのそばに一人でもいるかどうかは、実は深いレベルのパートナーシップがあなたの周りに満たされているかどうかのバロメーターでもあります。

 平均的には、一番、耳が痛いことを言ってくれるのは、“親”や“配偶者”でしょうか。親は「あなたの幸せ」、配偶者は「二人の未来」に対して誠実で、謙虚で、まっすぐだからこそ言ってくれる存在なのではないでしょうか。時として、耳が痛いことを言われるのは、うっとうしく感じるかもしれませんが、それを深いパートナーシップとして受け取ってみると、また違った受け取り方ができるかもしれませんね。

 あなたのそばに、耳が痛いことを言ってくれる人はいますか?

 答えが「YES」なら、その人に、あなたも誠実で、謙虚で、まっすぐであるようにしましょう。
 答えが「NO」なら、そういうパートナーをつくりましょう。

 どうやってつくるの?は、明日の記事に書きますね。
    
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記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。