見出し画像

今はしゃがんでいるだけだと、そう思えばいい。

本格的な冬に入り、案の定、周りがバタバタと倒れ始めている。
年末の忙しなさや、連休に入る前のなんというか、最後の足掻きで心身共に体力を持っていかれ、そこにこの寒さと冬型気圧の変動が殴りかかる。ジャブでなく、一撃が重いストレートが急に襲いかかってくる。そりゃ、ギリギリ立ってるのがやっとだよな。倒れたって仕方ない条件が揃ってる。

そんな僕にも、ストレートパンチが襲いかかる。うまくかわしながらなんとかクリスマスを迎えているが、どこかで気づかないうちに何発かくらったボディブローがじわじわと効き始め、今日も少し過眠気味だった。なんだか全身も重い。それでもまだ地に足がついた状態で、このまま年内を走り、いや歩いてでも乗り切りたい、、なんて思ってはいるものの、油断は禁物だなあと毎年の年の瀬恒例行事のように、心身を労わる年末である。

この記事を読んでいる人の中には、耐えられずしゃがんでしまっている人も多数いるだろう。もう立っていられない。けれど、倒れるギリギリのところでなんとか状態を保ち、少し休憩と言わんばかりにしゃがみ込む。いつもより低い視線から、自分を、周りを見回してみると、せっせと走り回る周りのみんなの中で、1人しゃがみ込んでいる自分がなんだか浮いたように見えて、悲しくなる。周りは頑張ってるのに、、とお得意の比較が始まってしまい、自分で自分を苦しめる。この気持ちが、僕はすごく分かる。

状態が悪い時、立ち止まってしゃがみ込む。ここまでやれたら、ポジティブに捉えよう。よかった、倒れる前にしゃがみ込むことができた。そこを通り越してぶっ倒れてしまえば、いつ起き上がってくるかも分からない。むしろ、自分を制御できてると褒めてしまおう。周りの忙しなく動いている人たちも、今の自分の前ではそう映る。でも、見えないどこかでしゃがみこみ、充電をしている人たちが山ほどいると思う。今自分の目の前に映っているのは、みんなの良いところだけだ。そんな良いみんなと悪い自分を比較するのは、いかがなものかと思う。人それぞれ充電のタイミングも違ければ、バッテリーの容量だって違うもんね。

しゃがみ込める強さは、時に大きく飛ぶこともできる。普通に歩き出すい1歩と、しゃがみ込んで飛び出す1歩は、歩幅が明確に違う。そりゃ、その瞬間は出遅れる。でも、後から追いついて追い越して、また追い抜かれて追い越して、、これでいい。常に先頭を走ろうとしない。ペースメーカーの真似をしない。自分の中のペースを常に観察しておきながら、アラームが鳴ればしゃがんでいい。

もっとシンプルでいいんだよ。考えすぎないように、いつだってしゃがめる準備をしておこう。




サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。